02029_出資と融資の違い(教えて!鐵丸先生Vol. 36)

<事例/質問> 事業に出資してもいい、という方が出てきましたが、出資というのを実はよくわかっていません。 借金とどう違うのですか? どう考えたらいいですか。 基本的なところを教えてください。 <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 出資と融資の違いについて説明します。 基本的に、出資は融資とは異なり、出し...

02027_出資とは何か?借金との違いと考え方の基本(教えて!鐵丸先生Vol. 35)

<事例/質問>  事業に出資してもいい、という方が出てきましたが、出資というのを実はよくわかっていません。 借金とどう違うのですか?どう考えたらいいですか。基本的なところを教えてください。 <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 事業に出資してもいいという方が現れたものの、出資が何かよく分からないという方...

02006_会社の借金について、名前だけの取締役は責任があるのか(教えて!鐵丸先生Vol. 14)

<事例/質問>  会社経営していた主人が経営に失敗して、会社で多額の借金を作りました。 主人は借り入れの際に連帯保証をしております。 私は、一部出資して、名前だけの取締役にもなっていました。債権者から私にも責任がある、と言ってかなりきつく言われています。 どうしたらいいですか? <鐵丸先生の回答/コメント/...

02005_友人のベンチャー会社の負債について、株主は肩代わりしなければならないのか(教えて!鐵丸先生Vol. 13)

<事例/質問>  友人が作ったベンチャーの株式会社に一部出資しましたが、これが経営に失敗して、多額の負債を背負い込んでしまいました。 株主の私は、負債を肩代わりしなければなりませんか? <鐵丸先生の回答/コメント/助言/指南> 結論から言います。 株が紙くずになるだけで、あなたは多額の負債を肩代わりする必要...

01986_企業法務ケーススタディ(No.0373):紹介された“非常に儲かる投資商品”ついて気をつけることは?

【企業法務でありがちなケース・情景】 非常に儲かる投資商品を紹介されました。 外資系の証券会社の案内で、一口が結構な金額するので、特定のお金持ちにしか紹介しないものだそうです。 仕組みは複雑でよくわからないのですが、しっかりとした会社のようですし、担当者の方も、大手証券会社ご出資の方で、いい加減な話ではなさそうです。 ...

01704_🔰企業法務ベーシック🔰/企業法務超入門(企業法務ビギナー・ビジネスマン向けリテラシー)15_カネの調達・活用(資金調達や投融資活動)に関する法とリスク

1 企業の経営資源としてのカネの重要性 企業の運営・存続にとって最も貴重な経営資源は「カネ」といえます。 かの堀江貴文氏(ホリエモン)は、「カネさえあれば買えないものはない。女の心もカネで買える」といって物議をかもしましたが、表現の品位は別として、これは核心をついた発言です。 「カネ」さえあれば、ヒト、モノ、チエその他...

01597_「中小企業リスクあるある」としての「営業不振企業が無謀な『一発逆転』を狙って大失敗して倒産に至るケース」

2015年現在、「デフレ脱却のため、異次元ともいえるレベルで金融の量的緩和(通貨供給量の増加)で、経済が再び成長する」という社会実験(アベノミクス)が行われています。 しかしながら、この政策によって「高度経済成長時代のような継続する右肩上がりが再来する」という事態に至ることは、およそ想定困難です。 確かに、アベノミクス...

01562_ウソをついて何が悪い(12)_ ホリエモンとムラカミさんその5_粉飾(ウソつき)とインサイダー(ズルして儲ける)、どっちが凶悪?

「資本市場に関する罪」の代表的なものといえば、ホリエモンが行った「粉飾決算」と村上氏が行った「インサイダー取引」が挙げられます。 かつての「ウソあり、インチキあり、ルールなしの無法地帯」といった趣の資本市場であれば、ホリエモンの行った粉飾決算、すなわち、決算に関するウソつき行為もそれほど厳しく処罰されることはなかったと...

01561_ウソをついて何が悪い(11)_ ホリエモンとムラカミさんその4_日本の株式市場の今昔物語

前稿では、「なぜ、ウソをついたホリエモンが実刑判決を食らい、ズルをして巨額の儲けを手中にした村上氏が執行猶予判決にとどまったのか?」という問題提起をいたしましたが、この解明を行なってみたいと思います。 ホリエモンがやったことは、確かに「(ちょっと)ウソをついた行為」でした。 ところが、このホリエモンがついた「ウソ」とい...

01560_ウソをついて何が悪い(10)_ ホリエモンとムラカミさんその3_「ウソをついたホリエモン」と、「ズルをして儲けたムラカミさん」の最終処遇の差

強烈な個性を露出させ、挑発的な言動を繰り返し、それまでの産業界が思いもつかなかった“あざとい”手法で事業を急成長させ、時代の寵児となったホリエモンと村上氏ですが、同じ頃に逮捕・起訴され、有罪判決を受ける、という結末を迎えました。 憎まれ口をたたき続けた、憎まれ役だった2人ですが、「憎まれっ子、世に憚る」という諺のように...