01931_弁護士との対話を通じて、状況評価・状況解釈について齟齬をなくす重要性

弁護士との議論や意見交換は、「(弁護士に)言い負かされた」「(弁護士を)論破した」などという営みではありません。 いわば、「対話」とも呼べるものです。 ところで、人には、認識や解釈、評価、保有情報や展開予測などに、それぞれ顕著な個体差があります。 個体差があるゆえに、人の認識や解釈、評価、保有情報や展開予測などに隔たり...

01930_開業プロフェッショナル(開業医、経営弁護士等)における経営問題についての法務・安全保障課題に関する前提リテラシーの実装

「開業プロフェッショナル(開業医、経営弁護士等)」 となって、事業が軌道に乗ったとしましょう。 人によっては、支店(分院)を増やし、人員を増やす経営戦略をとる方もいます。 そんなのあたりまえと、思うかもしれませんが、「支店(分院)経営の事業主体(オーナーシップ)はどちらにあるか」「誰が支店(分院)経営を仕切るか」という...

01922_取引DDに基づいた取引先との関係を再構築する際の弁護士の構築する課題

DDとは、M&Aを行うにあたってのプロセスの1つであり、契約前に、買収する企業が対象企業について徹底的に調査を行うことをいいますが、単に、「適当かつ相当な調査」という言葉としてつかわれることもあります。 さて、取引先との関係についてのDDをもとに、取引先との関係を再構築する際の、その課題を列挙します。 1 取引DDに基...

01921_デューデリジェンス(DD)をする際の弁護士の構築する課題_内部DD編

DDとは、M&Aを行うにあたってのプロセスの1つであり、契約前に、買収する企業が対象企業について徹底的に調査を行うことをいいますが、単に、「適当かつ相当な調査」という言葉としてつかわれることもあります。 さて、社内で何か問題が起こったとき、相談を受けた弁護士は、内部DDにあたり、その課題を列挙します。 1 DDをやって...

01844_「開業プロフェッショナル(開業医、経営弁護士等)の人生設計」について

「開業プロフェッショナル(開業医、経営弁護士等)」となったら、まずは、 創業の障害と苦労を乗り越えるべく、PDCA(試行錯誤)を繰り返し、七転八倒する↓なんとかサバイブに成功し、まともな事業体として軌道に乗る(黒字化)↓サステナブルな状況になり、余裕ができる(安定黒字化)↓1億の壁(あるいは5000万円の壁とも言われま...

01793_相手方との小康状態をどう評価するか

相手方との争いにおいて、小康状態が続く場合、「小康状態が続いているのだから、もう大丈夫だろう。弁護士は、もういいだろう。不要だ。あとはこちらですすめよう」と、考える方はいますし、それは不可能ではありません。 その場合、弁護士としては、委任関係を曖昧にすることは職務上不可能であり、当然、相手方に対して辞任届けを提出するこ...

01792_権力とは、戦うものではなく、動かすもの_その2

「権力とは戦うもの」 というお題目を唱え、事あるごとに、権力空間や権力者に反目し、批判し、敵視するようなメンタリティをもつことは、民事裁判の仕事をする以前の段階で、不適格です。 権力と戦っても、勝てるわけがありません。 特に、司法権力については、日本最高・最強の権力機関です。 「カラスは白い」 「白鳥は黒い」というよう...

01791_権力とは、戦うものではなく、動かすもの_その1

権力と戦う弁護士はバカです。 他方で、権力に盲目的に服従するのもアホです。 権力は、動かすものです。 別の手法としては、権力を邪魔し、混乱させ、妨害し、足を引っ張り、困惑させ、ほとほと嫌にさせ、資源動員が成果に見合わぬことを自覚させ、ついには諦めさせる。 それが、権力空間におけるプロフェッショナルの本質的な活動の要諦で...

01786_「弁護士に相談したあと、どうするか」を選択する、とは

1 初回相談でもう十分 1) 大まかな方向性をもとに、あとは自分で考え、実行する(悪手連発して取り戻しが効かない状況もあり得る2) この事件をなかったこととして無視する3) 自分で外交をやってみる〔悪手連発して取り戻しが効かない状況もあり得る〕) 2 もう一度、弁護士と打ち合わせをして、弁護士にはディスカッションパート...

01760_2時間で丸わかり!M&A実務・M&A法務の体系と全体構造と基礎

企業法務を担う弁護士の先生方や、企業の社内弁護士や法務担当者方向けのコンテンツです。 セミナー開催した当時のものですが、満足度評価平均は、4.4点(5点満点中)でした。 寄せられた感想としては 「実践的で分かりやすかったと思います」 「M&Aという難しい分野を楽しく解説してもらい、よかったと思ます」 「実務的な内容が非...