01905_社員を降格させることについて
経済社会の現実として、多くのオーナー企業では、「降格させる」「管理職の任を解く」ということを、イージーに、平気で行います。 これは相手(従業員)がリーガルマターとして抵抗せず、泣き寝入りするから成立している話であり、リーガルマター化すれば、まったく通用しない話になります。 学校でも、普通は「進級」するものであって、問題...
経済社会の現実として、多くのオーナー企業では、「降格させる」「管理職の任を解く」ということを、イージーに、平気で行います。 これは相手(従業員)がリーガルマターとして抵抗せず、泣き寝入りするから成立している話であり、リーガルマター化すれば、まったく通用しない話になります。 学校でも、普通は「進級」するものであって、問題...
1 スジ(法的ロジック:テクニカルエレメント)2 スワリ(経済的社会的実質的妥当性:アーティスティックインプレッション)3 ブツ(証拠) これら3つが揃って初めて「争点が出揃った」といえます。 訴訟を起こす側となっても、訴訟に起こされる側となっても、これら3つを揃えなければならない、ということです。 裁判所は、3つのア...
すでに倒産状態に入っており、また、破産の決意をしたならば、財布のお金は、1円2円を含めて、一切合切、債権者の所有物となります。 もちろん、生活を送る上での、平均的支出は許されますが、度を越した支出は、免責(徳政令として借金チャラにしてくれる制度)否認(徳政令が発令なし)になる危険が生じます。 まず、この認識を明確に持ち...
1 憲法、法律、契約は、全て「約束」の一種として、説明出来る ところで、企業法務を理解する上では、法律や憲法や契約のことを理解しなければなりません。 法律や憲法や契約については、大学の法学部でしか学べないような思い込みがあるかもしれませんが、別にそんなことはありません。 大学の法学部で法律を学んでいないからといって、法...
では、どうすれば、当事者・クライアントとして、訴訟で必敗せずに済むのでしょうか? 以上みてきた「バカで、幼稚で、怠惰で、外罰的で、傲慢で、ケチなクライアント・当事者」とは真逆の当事者・クライアント、すなわち、「賢く、成熟して、誠実で、八つ当たりせず、謙虚で、 カネに糸目をつけない(財布を気にするなら、最初から訴訟沙汰し...
1 壮大な資源動員合戦・消耗戦の様相を呈する訴訟 あまり議論されていない点で、そのため、かなりの誤解があるのですが、訴訟はかなりのコストがかかります。 そして、訴訟に勝つのは、正しい方、真実を語っている方ではなく、訴訟という「壮大な資源動員合戦・消耗戦」を勝ち抜くコスト負担・資源動員負担に耐えられる側、ということになり...
1 「天動説」的幼児性精神構造 裁判沙汰になるようなトラブルを抱える方々は、当事者のいずれか、あるいは当事者双方ともに、幼児性精神構造を持っている場合が少なくありません。 知性と成熟性を備え、メタ認知(自己客観視、俯瞰認知)できる者同士、あるいはそのような成熟した本来的大人が一方にいれば、話し合いでカタが付き、裁判沙汰...
1 クライアントに選択と決定という責任を果たすことが求められる「訴訟 」という営み 1)訴訟という営みは、選択や決定の連鎖で成り立つ壮大な試行錯誤 訴訟という営みは、選択や決定の連鎖で成り立つ、壮大な試行錯誤の営みです。 訴訟の当事者は、各選択局面毎に、論理的に想定可能な全ての選択肢を整理・抽出し、展開予測とストレステ...
1 怠惰なクライアントとは、自分の言いたいことを、しっかり、きっちり、「『証明可能な事実』と『反証不能な論理』だけを使って、法的に論理的・合理的な形で再構成・再構築」し、これをしびれるくらいわかりやすく「ミエル化・カタチ化・言語化・文書化」する、というタスクをいい加減に考えたり、途中放棄するクライアント 訴訟におけるプ...
1 幼稚なクライアントとは、空気を読まずに、わがままを通そうとするクライアント 私の個人的理解によるものですが、大人と子供の違いは、何かというと、他人に合わせることができるかできないか、という点に求められると考えます。 すなわち、子供の特徴は、自己中心的であり、天動説的なメンタリティです。 要するに、自分が世界の中心で...