裁判というゲームについては、戦う云々以前に、ゲームのアーキテクチャ(構造)・ゲームのロジック・ゲームのルールについて、致命的な誤解があり、これが解消しないまま、空回りを続け、惨敗する、というケースが多いと思います。
著者は四半世紀以上訴訟弁護をしていますが、一般のクライアントのみならず、一部弁護士ですら、闘争環境の無知・無理解・誤解・偏見によって、狂った認識と愚劣なゲームプランで自滅する、という事例を本当に多く見受けます。
その意味で、裁判なり裁判というゲームを支配する裁判所・裁判官という国家機関ないし国家公務員の思考哲学・価値観・行動原理を理解しておき、弁護士と作戦協議が可能な程度に知見共有しておくことは、
「良い戦い」
をする上では必須と考えます。
この点で、参考となるコンテンツは以下のとおりです。
裁判は、ゲームの状況・構造・ルールが複雑で、誤解の要素を多く孕む、知的ゲームです。
弁護士、クライアントとともに、一定の知的水準を保ち、よりよくゲームのことを知る側が、アドバンテージを持つ事ができます。
よりよき戦いを展開したいのであれば、法律相談実施前に、上記を予習することを強く推奨します。
予習を済ませ、相応の知的整備が完了していると、法律相談実施の際に、ただちに作戦協議に入れますし、要領よく対処課題の検討に入ることができます。
無駄な時間・労力・コストをなるべくなくすことができるというものです。
もちろん、作戦遂行予算が豊富にある場合は、法律相談の場で、弁護士はお金を頂戴しながら懇切丁寧に解説することも不可能ではありません。
その場合、著者からすれば時間の無駄、相談者からすればお金の無駄となりますので、時間とお金に腐るほど余裕をお持ちでない限り、おすすめはしませんが、ご要望があれば、対応は可能です。
著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所
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