01511_スピード経営の時代に必須の経営アイテムとしての情報技術(ICT、DX、AI、RPA等)

経営にスピードと効率が求められる現在においては、情報と時間を大胆に効率化しあるいは節約してくれる情報通信関連技術(ICT、DX、AI、RPA等)の活用は必須の前提となります。 すなわち、情報の生成、加工・活用、共有が瞬時にかつ正確無比に行え、無駄な業務プロセスや会議や出張を激減させてくれるインターネットやコンピューティ...

01510_事業経営において最も高価で貴重な経営資源は「時間」。次に「情報」。

「企業にとって最も重要な経営資源は何か?」という経営に関する古典的な問題があります。 これに対する答えは、よくいわれるように、「ヒト(労働力)」「モノ(物資)」「カネ(資金)」などといわれます。 情報化社会が進んだ現代では、これに加えて「チエ(情報、ノウハウ、知的財産権、ブランド)」が重要などといわれます。 しかしなが...

01509_仕事の効率性向上にもっとも重要な環境整備

経営にスピードが求められる現代の企業活動においては、活動の効率性はもっとも重要な課題となります。 そして、仕事ないし作業の効率性を改善するのにもっとも必要なのは、環境の改善です。 仕事ないし作業の環境が低下し、しかもこれを放置しているということは、「企業が効率を意識していない経営を行っている」という意味であり、今の時代...

01508_諸事整然としておらず、清潔感や秩序感のない、小汚い会社が傾く理由

まず、生産現場が雑然としていて汚いのは、企業が合理化の努力を長らく行っていないことを端的に示しています。 すなわち、設備を更新せず、生産方法も古いままのやり方を踏襲していて、QC活動などもせず、安全管理などもしていない、ということです。 設備も生産方法も古いままでいいのは、新しい商品を作っていないからであって、デフレで...

01507_倒産間際の会社で整然としたところはない

経営再建を依頼された経営コンサルタントや、(もはや再建が不能となって)企業の破産や民事再生の申し立てを依頼された弁護士が、書類レビューのあと、本格的に作業着手するに際して、まず実施するのは、当該会社の訪問です。 むろん、現場視察によって会社の事業内容や活動の実際を把握しておくということが主たる目的ですが、倒産手続などを...

01506_どの会社も、予告や告知をせず、ある日突然、いきなり倒産するのはなぜか

倒産を計画する会社は「わが社は1月後に倒産します」などというようなことを発表しません。 こんなことをすれば、腐肉に殺到するハイエナのように債権者たちがおそいかかり、まともな管理ができなくなるからです。 むしろ、倒産を考える会社は、倒産を発表する前日まで、「ピンピンした健康体」であるかのように装います。 また、倒産を計画...

01501_ゴーイング・コンサーン(「企業は永遠の生命を持つ」という前提ないし仮定)は、強引なコンサーン_4

「ゴーイング・コンサーン」という言葉を聞かれた方がいらっしゃると思います。 これは、企業会計上の用語で「企業が将来に渡って無期限に事業を継続する」との理論的前提をいいます。 要するに、「企業は永遠の生命をもち、決して廃業や解散・清算などをしないんだ」という理屈です。 また、ゴーイング・コンサーンは「企業は永遠に継続する...

01500_ゴーイング・コンサーン(「企業は永遠の生命を持つ」という前提ないし仮定)は、強引なコンサーン_3

倒産する会社には何らかの共通する特徴が存在します。 弁護士や経営コンサルタント、その他「会社の中枢と直接コンタクトを持ち、倒産に関わった経験を一定量有する専門家」が見ると、いかに経営陣が糊塗隠蔽しようが、「この会社はヤバイな」という兆しのようなものが見えるのです。 著者の経験したケースを申し上げます。 ある会社は、見た...

01499_ゴーイング・コンサーン(「企業は永遠の生命を持つ」という前提ないし仮定)は、強引なコンサーン_2

倒産を考えている企業や、倒産状態になってしまった企業は、「倒産しそうだ」「来月にはヤバイ」「倒産の準備をしている」「手形が落ちそうにない」などと予定を公表することはしません。 こんなことをしたら、ほぼ全ての債権者がハイエナのように押し寄せて、却って大混乱にな ってしまうからです。 したがいまして、企業が倒産する場合、債...

01498_ゴーイング・コンサーン(「企業は永遠の生命を持つ」という前提ないし仮定)は、強引なコンサーン_1

今から20年とか30年前。 元号が昭和だった時代。 企業というのは、滅多に倒産しないものでした。 昭和時代、「学校を出て就職した企業が定年退職するまでに倒産してなくなる」などということは滅多に耳にすることはありませんでした。 決して潰れることのない企業に就職した我々のオトーサンたちは、「終身雇用」という、現在で は死語...