01777_11歳からの企業法務入門_10_トラブったとき(約束に違反しちゃったとき、約束を破られたとき)の対処(2)_裁判になる前に解決する(できる)場合
1、ビジネスパースン(法律の素人)によるビジネスネゴシエーション(取引の延長過程での話し合い) トラブったとき(約束に違反しちゃったとき、約束を破られたとき)、どのような展開になるのでしょうか? 取引や契約をしたのはいいが、買った商品や製品の話であれ、お願いしたサービスの話であれ、支払う約束のお金の話であれ、量が違う、...
1、ビジネスパースン(法律の素人)によるビジネスネゴシエーション(取引の延長過程での話し合い) トラブったとき(約束に違反しちゃったとき、約束を破られたとき)、どのような展開になるのでしょうか? 取引や契約をしたのはいいが、買った商品や製品の話であれ、お願いしたサービスの話であれ、支払う約束のお金の話であれ、量が違う、...
企業法務担当者としての固有の業務分野(顧問弁護士に外注できない仕事)として、「法務部を作る(法務組織を部署として立ち上げる)」というタスクアイテムがあります。 論点としては、00681_法務部を作る上での論点といったものがありますが、以下、具体的に列挙していきます。 1 そもそも、「企業法務部」とは何をするところで、ど...
「外注管理部署としての法務部」といわれると、「法務の外注管理」って何?きちっと弁護士のきちっとした仕事を横目でボーっと眺めているだけなんでしょ・・・と、いわれそうかもしれません。 すなわち、・企業内に生じた法務に関する対応課題を、法務サービスを担う法務部がしないで、社外の弁護士に外注するんだったら、法務部は何もやらなく...
1 「勝敗・成功失敗・首尾不首尾というものが観念され、結果が蓋然性に依存する事件(争訟事件)」の種別 「勝敗・成功失敗・首尾不首尾というものが観念され、結果が蓋然性に依存する事件(争訟事件)」の種別としては、大まかに分類して、1)想定どおりの結果が期待できる事件(勝訴見込事件 )2)想定どおりの結果が期待できるかどうか...
争訟事件の相談で、たまに、「一発逆転で勝てないか」ということを口にするクライアントに遭遇することがあります。 たいてい、事件構図としては悪くないが、記憶があっても記録がない、主張はわかるが証拠がない、という重大な欠陥が抱えた事件であり、記録をとっていない、証拠を整備していない、相手の言うままに署名をしたりハンコを押した...
では、「勝敗が観念されず、結果が蓋然性に依存しない事案(勝敗の観念出来ない事務事案やルーティン事案)」の場合、クライアントには、どんな義務や役割や責任があるのでしょうか。 このプロジェクトは、他者に依存したり、他者を制御するような課題を内包せず、ゲーム性が皆無であり、弁護士に、一定の知見とスキルがあり、これを適切に投入...
「弁護士との関係における、クライアントの義務や責任」といえば、「ギャラ(費用や報酬)を支払うだけ」と思われがちですが、重篤な勘違いです。 クライアントの中には、「金さえ出せば、あとは、弁護士に任せていてよく、黙ってても、放っといても、望む結果が転がり込んでくる」という身勝手な妄想を抱く方々がいます。 また、弁護士の中に...
継続法律相談の本来的・正常的なゴールは、弁護士報酬契約(委任契約)の締結と事件着手です。 もちろん、初回法律相談で、相談者として、積極的にアクションを起こして、自分を取り巻く不満・不完全な状況を改善する旨態度決定して、相談対応した弁護士にアクションを取ることを依頼することを決意したとしても、・「詳細事実経緯のミエル化・...
継続法律相談において、1 相談者と弁護士の役割分担を理解させ、相談者のタスクとして、『詳細事実経緯のミエル化・カタチ化・言語化・文書化及び痕跡の収集・発見・整理』を宿題として課して、これを責任を以て完遂させることができ、2 詳細な見積もりを提示して、その後取引条件について意思の合致をみて、報酬契約を締結する前提が整備さ...
ここで、弁護士費用の見積もりについて、筆者(及び所属する弁護士法人)で行っている実例(の概要)をご紹介します。 見積もりとは、法的に整理すれば、「弁護士報酬契約の『申込みの意思表示』ないし『申込みの意思表示の誘引』」ということになろうかと存じます。 一般的に「見積書」と呼ばれるものは、売主あるいは受注(予定)者等、商品...