01944_補助金事業における会計検査院による実地検査が入るとは
会計検査院の実地検査とは、会計検査院の調査官が、検査対象機関の事務所や事業が実際に行われている現場に出張し検査を行うことです。 対処を間違うと、公金詐欺としての事案立件、社名公表、今後の補助金事業からの締め出し等のリスクもあり得ます。 1 前提認識 「話せばわかる」 「多少のことに目をつぶってくれる」 「温和で、協力的...
会計検査院の実地検査とは、会計検査院の調査官が、検査対象機関の事務所や事業が実際に行われている現場に出張し検査を行うことです。 対処を間違うと、公金詐欺としての事案立件、社名公表、今後の補助金事業からの締め出し等のリスクもあり得ます。 1 前提認識 「話せばわかる」 「多少のことに目をつぶってくれる」 「温和で、協力的...
特に、「言葉の壁:(日本語であることはわかるが、難しい漢字や読解難易度の高い文体で書かれているため、全体として、どこか遠くの国の知らない部族が古い時代に書いた象形文字の羅列のように)そもそも、何を言っているのか、何が書いてあるか、怒られているのか、褒められているのか、得なのか、損なのか、自分と無関係あるいは中立的なもの...
民事紛争処理事案(私人対私人のヨコの権利義務関係の法律問題の発見と課題処理)と、取締法規対処事案(当局対私人のタテの権利義務関係の法律問題の発見と課題処理)は、同じ法律を用いた知的ゲームですが、前者は司法権力空間におけるゲームであり、後者が行政権力空間におけるゲームである点で、「ゲーム空間の構造、秩序、論理、ルール、ア...
企業活動を展開する中で、実に様々な文書が発生します。 メモや走り書きの類から、定款や株主総会議事録のような重要文書まで、その重要性も様々ですが、管理上頭を悩ませるのは、保存期間の管理です。 もちろん、無限の保管スペースがあれば、文書という文書をすべからく管理しておけばいいのですが、企業活動から生じる尋常ではないボリュー...
1 契約書のスタイル今昔 00701_契約書のスタイル今昔:ジャパニーズ・クラシカル・スタイルvs.アングロサクソン・スタイル 2 契約が対象とする取引の経済合理性検証 取引の交渉がまとまった、という段階において、改めて、当該交渉によってまとまったとされる「約束内容」の具体的内容を確認・明確化するとともに、その内容の合...
1 小前提としての所属企業の実体・現実の調査と把握 00698_所属企業の法令環境把握:小前提としての所属企業の実体・現実の調査と把握 2 大前提としての所属企業の法令環境の調査と把握 00699_所属企業の法令環境把握:大前提としての所属企業の法令環境の調査と把握 3 法令抵触解消手法としてのノーアクションレター 0...
1 法的手続きにおいては、文書が決定的に重要 (司法・行政の別を問わず)およそ公的手続といわれる場においては、文書こそがモノをいいますし、特に裁判の場においては、文書の有無・内容は、訴訟の勝敗を決定づけるほど重要です。 有事の状況において、企業の正当性を立証し得る証拠が発見できず、長時間のドキュメントマイニング(資料発...
連載コンテンツ「取締役の悲劇」シリーズの最終稿です。 前稿まで、ある「取締役」の方が手形法に関する知識がなかったばかりに大損を被った、というお話をさせていただきました。 ところで、法律オンチの「取締役」の方が大きな法務トラブルに見舞われるというのは別に珍しいことではなく、むしろ、「取締役の多くが、法律的に間違ったことを...
連載コンテンツ「取締役の悲劇」シリーズの第5稿目です。 前稿では、ある「取締役」の方が、換金のために持ち込んだ銀行にまったく相手にされなかった手形について、とある事務所から裏書きした手形と引き換えに幾ばくかの現金をもらい、遂に手形の換金に成功したところまでお話ししました。 それから何ヶ月かした後、この「取締役」さんの会...
連載コンテンツ「取締役の悲劇」シリーズの第4稿です。 前稿では、ある「取締役」の方が、破綻しそうな会社からお金の代わりに取り上げた手形の換金方法を模索し、銀行に相手にされず、金券ショップで換金しようとするところまでお話しました。 この「取締役」さんは、「ご大層な金額がチェックライターで打刻してあり、みるからに価値のあり...