01703_🔰企業法務ベーシック🔰/企業法務超入門(企業法務ビギナー・ビジネスマン向けリテラシー)14_モノの調達・活用(生産活動)に関する法とリスク

1 モノ作りに関するトラブルの増加傾向 20世紀にはあまり取り沙汰されなかったものの、21世紀になって急激に増えた企業法務関係の事件があります。 それは、モノ作り大国日本の信用を根幹から揺るがす、製造関係の事件やトラブルです。 自動車や温風機の欠陥隠蔽問題、各種機器や建設資材の性能偽装問題、食品に関わる原産地表示や賞味...

01685_企業法務スタンダード/企業法務担当者(社内弁護士)として実装すべき心構え・知見・スキル・仕事術、所管すべき固有の業務領域(28)_各論4_製造・調達マネジメントに関する法務(モノの調達・製造・廃棄の法務)

0 序 製造・調達マネジメントに関する法務(モノの調達・製造・廃棄の法務)に関する基本知識・前提知識に不安がある方は、 を事前にご高覧下さい。 1 製造・調達マネジメントに関する法務(モノの調達・製造・廃棄の法務) 00741_モノのマネジメント(製造・調達・廃棄マネジメント)における企業法務の課題1: モノつくり環境...

01633_契約書チェック術_建物賃貸借契約

1 契約の性質:普通賃貸借か、定期賃貸借か2 適用法令:借地借家法が適用されるか、同法が適用されず民法が適用される賃貸借契約(駐車場や借家以外の構築物やケース賃貸やスペース賃貸)か3 賃貸借期間4 期間更新:自動更新条項の有無5 賃借人による中途解約の可否・制約:違約金規定の有無と違約金額6 賃料等:賃料のほか共益費等...

01629_業務委託および物流システム構築請負契約書サンプル(条文見出しのみ)

以下、契約書起案の参考としていただく趣旨で、契約書として盛り込むべき条項のみ記しておきます。 ※1 契約書式全文のリクエストなお、本契約書全文を書式として提供ご希望の「弁護士法人畑中鐵丸法律事務所の顧問先企業」や、「一般社団法人企業法務機構の法人会員の登録担当者及び個人会員の方」については、「契約書式リクエスト」を「指...

01238_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>特殊な課題・新たな課題>消費者事故調査委員会その2

近時の行政手法において、「公表措置」は非常に多用されており、消費者安全行政においても、消費者事故調査委員会の運用として「公表措置」が積極的に実施されています。 すなわち、2012年11月6日付消費者安全調査委員会決定により「消費者安全調査委員会による情報の公表について」においては、最終調査結果のみならず、「消費者安全法...

01237_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>特殊な課題・新たな課題>消費者事故調査委員会その1

2012年9月5日に消費者安全法の一部が改正され、同法に基づき、同年10月1日に消費者安全調査委員会が設置されました。 消費者安全調査委員会は、「消費生活上の生命・身体被害に係る事故の原因を究明するための調査を行い、被害の発生又は拡大の防止を図る機関」と位置づけられています。 同委員会の所掌する調査対象事故は、運輸安全...

01236_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>特殊な課題・新たな課題>違約罰条項

調達・製造法務において、調達対象たる「モノ」に関し、一定のスペック・品質・性能等を調達先に保証させる場合があります。 例えば、工作部品を購入するにあたって一定の強度や耐性を保証させたり、食品材料の購入にあたり特定の原産地で産出されたことを保証させたり、添加物が適法なものであることを保証させたり、という取扱いです。 その...

01235_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>特殊な課題・新たな課題>売買と委託と請負の相違

「モノ」を製造し、あるいは調達する取引を構築しようとする場合、契約形態の選択により、その後の法的利害関係が大きく変化する場合があります。 すなわち、「モノ」を作りあるいは調達するといっても、契約形態としては、売買、生産委託、請負、設備賃貸といったものがありえます。 そして、企業がいずれの契約形態を選択するかは、企業の任...

01234_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>調達・製造法務(フェーズ4)>有事対応フェーズ>パロマ工業ガス湯沸器事件

2010年5月11日、東京地方裁判所は、2004年にパロマ工業株式会社製のガス湯沸器が原因で発生した死傷事故の刑事裁判において、業務上過失致死傷の罪に問われたパロマ工業株式会社元代表取締役に対し、禁固1年6ケ月執行猶予2年の有罪判決を言い渡しました。 また、同じく共犯として業務上過失致死傷の罪に問われた同社元品質管理部...

01233_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>調達・製造法務(フェーズ4)>有事対応フェーズ>ポイント

代表的な有事シナリオとして、三菱自動車の欠陥隠蔽問題の事件経緯を見ていきます。 有事の際には、猛スピードで事態が企業にとってマイナスの方向で進むことを正しく予測し、最悪のシナリオが現実にならないよう、積極的・能動的な取組みが必要となってきます。 特に、調達・製造関連の不祥事は、消費者への影響が大きく、売上に直接的な影響...