01998_M&Aの「DD」「デューデリ」って何? (教えて!鐵丸先生Vol. 41)
「DD」「デューデリ」 とは、正式名称デュー・ディリジェンス(Due diligence)と呼ばれるもので、M&A実務の世界では、 「買収対象である企業の調査」 とほぼ同義のものとして使われています。 「買い手は常に注意せよ」という法格言がありますが、 「買い物に失敗したら、すべて買い手が悪い。買主の不注意がす...
「DD」「デューデリ」 とは、正式名称デュー・ディリジェンス(Due diligence)と呼ばれるもので、M&A実務の世界では、 「買収対象である企業の調査」 とほぼ同義のものとして使われています。 「買い手は常に注意せよ」という法格言がありますが、 「買い物に失敗したら、すべて買い手が悪い。買主の不注意がす...
M&Aは、チョーわかりやすく言うと、企業そのものを取引対象とする売買、すなわち「買い物」の一種ということです。 企業が普通に買い物をする場合、ヒト、モノ、カネ、ノウハウといった形で、個別経営資源毎にバラバラで調達します。 他方で、「これをいちいちやっていると面倒くさくてしょうがない。ヒト・モノ・カネ・ノウハウが...
企業法務を担う弁護士の先生方や、企業の社内弁護士や法務担当者方向けのコンテンツです。 セミナー開催した当時のものですが、満足度評価平均は、4.4点(5点満点中)でした。 寄せられた感想としては 「実践的で分かりやすかったと思います」 「M&Aという難しい分野を楽しく解説してもらい、よかったと思ます」 「実務的な内容が非...
1 M&Aとは何か M&Aとは、企業そのものを取引対象とする売買、すなわち「買い物」の一種ということです。 普通の取引対象といえば、ヒト、モノ、カネ、ノウハウといった形で、個別経営資源毎にバラバラで調達します。 他方で、「これをいちいちやっていると面倒くさくてしょうがない。ヒト・モノ・カネ・ノウハウが統...
「デューディリジェンス(Due Diligence。「デューディリ」あるいは「DD」と略されることもあります)」という言葉が、よくM&A業界界隈で聞かれます。 M&A実務の世界では、「買収対象である企業の調査」とほぼ同義のものとして使われています。 M&Aを「結婚」あるいは「養子縁組」になぞらえると、「お嫁さん...
皆さん、お手洗いに行ったら、必ず、拭くべきところを拭き、流すべきものを流し、手を洗い、身だしなみを整えてからお手洗いから出てこられると思います。 たとえ、用足しの途中に、重要な電話がスマホにかかってきて、一時中断となったとしても、この手続を省略して、何も体裁をほどこさずに、電話をしながらお手洗いを出て、歩きながら電話を...
01626において、「(g)命令の達成状況を確認する」というビジネス上のタスク・アイテムについて、「正しい命令が、正しく、予定どおり実行され、成果が想定どおり達成される」ということ事態が稀有である、という保守的な想定のもと、慎重に、臆病に、命令達成状況を細かく把握し、確認することが、プロジェクト・マネジメントにおいて必...
01625では、 「正しくデザインされ、策定され、発令した命令」が、「漫然と成果を待っていただけでは、永遠に正しく実行されないまま放置されるか、あるいは、本来の方向とは違った方向に進みだして、有害な結果をもたらすリスクが増殖する」ということを指摘し、「正しい命令が、正しく実行されるためのスキル」をご紹介しました 。 そ...
「SMART」基準を充足する適切なコミュニケーションメッセージとしての「正しい命令」が発令されたとしましょう。 「正しい命令」すなわち、「デタラメで適当で、具体的かつ現実的な観点で何を達成したいのか理解不能な命令」ではありません。 また、「たとえ、美辞麗句がまばゆいくらいに散りばめられた格調高い文章で表現されていたとし...
物事を正しく進め、成果を出すためには、さらにいえば、M&Aのように「常識が通用しない、イレギュラーでアブノーマルなプロジェクト」を成功させるためには、正しい状況認識ができ、正しく目的が定められ、正しく課題がみつけられただけでは、まだ不十分です。 大きなプロジェクトを進めて成果を出すためには、ほぼ例外なく、ヒエラルキー(...