01792_権力とは、戦うものではなく、動かすもの_その2
「権力とは戦うもの」 というお題目を唱え、事あるごとに、権力空間や権力者に反目し、批判し、敵視するようなメンタリティをもつことは、民事裁判の仕事をする以前の段階で、不適格です。 権力と戦っても、勝てるわけがありません。 特に、司法権力については、日本最高・最強の権力機関です。 「カラスは白い」 「白鳥は黒い」というよう...
「権力とは戦うもの」 というお題目を唱え、事あるごとに、権力空間や権力者に反目し、批判し、敵視するようなメンタリティをもつことは、民事裁判の仕事をする以前の段階で、不適格です。 権力と戦っても、勝てるわけがありません。 特に、司法権力については、日本最高・最強の権力機関です。 「カラスは白い」 「白鳥は黒い」というよう...
権力と戦う弁護士はバカです。 他方で、権力に盲目的に服従するのもアホです。 権力は、動かすものです。 別の手法としては、権力を邪魔し、混乱させ、妨害し、足を引っ張り、困惑させ、ほとほと嫌にさせ、資源動員が成果に見合わぬことを自覚させ、ついには諦めさせる。 それが、権力空間におけるプロフェッショナルの本質的な活動の要諦で...
昔から「手元不如意」という便利な言葉がありますが、これは「家計が苦しくお金がない」という意味なのです。 「生憎、手元不如意でな、払えぬものは払えぬ」「不如意で支払いもままならぬ」というセリフをテレビの時代劇で視たことがある方もいらっしゃると思いますが、これは「借りたお金を返したいのは山々だが、お金がないので返せない」と...
当たり前のことですが、企業法務は、企業のことを知らないとできません。 そして、法学部でも、司法試験予備試験でも、ロースクールでも、司法試験でも、司法研修所でも、企業の実体については、ほとんど試験で聞かれませんし、教えられません。 というより、上記の試験を作成したり採点したりしている人も、上記の教育機関で教えている人も、...
一般的に手形というと、銀行に当座預金口座を作って、統一手形用紙が綴られた手形帳もらわないと発行できないと思われてる方も多いと思います。 しかし、手形法上「手形は、金融機関の作った統一手形用紙を使って作成すべき」などと書いてあるわけではなく、藁半紙に書こうが、紙ナプキンに書こうが、手形法に定める要件が記載している限り、手...