01643_法律相談の技法9_初回法律相談(3)_課題の整理_展開予測とゴールデザイン

「相談者が(素人考えを前提に、主観的に)求めるゴール」が把握され、「相談者を取り巻く現状を改善し、求めるゴールを達成するゲーム」が認識されましたら、「当該ゲームの環境、ゲームのロジック、ゲームのルール」を教示し、相談者を啓蒙します。 ここで、「相談者が(素人考えを前提に、主観的に)求めるゴール」と、「ゲームの環境、ゲー...

01642_法律相談の技法8_初回法律相談(2)_相談者へ「ゲームの環境、ゲームのロジック、ゲームのルール」を教示し、啓蒙する

相談者が直面している事実ないし状況及びそこに至る経緯について、証拠資料(事実の痕跡)の有無や信用性の程度も含め、確認され、また、過誤や齟齬や虚偽や誇張が介在する蓋然性を前提としたストレステストを加え、大まかな客観的状況を把握できたとします。 次に、行うべきは、「相談者が求めるゴールを達成するゲーム」について、「ゲームの...

01641_法律相談の技法7_初回法律相談(1)_事実ないし状況及び経緯の確認とストレステスト

初回法律相談は、相談者から、まず事実ないし状況及びこれらに至る経緯を確認し、重要な事実については痕跡(資料等文書として存在する証拠)の有無を確認することから始めることになります。 「事実ないし状況及び経緯の確認」というと、「困っていることやそこに至る経緯について、相談者に思い出してもらい、しゃべってもらうだけ。だから、...

01640_法律相談の技法6_初回法律相談に先立つコミュニケーション環境の確認_「ゲームの環境、ゲームのロジック、ゲームのルールを教示し、啓蒙する」という営みを阻害する前提状況としての「相談者の知的状況・内面状況」の理解・把握

法律相談にいらっしゃる方は、当然のことですが、法律や法律実務や裁判のことを知らない素人の方です。 知っていれば、わざわざ、(知っていることを聞くため)カネと時間を使って弁護士のところまで来ません。 当然ながら、何にも知りません。 まったくの不知、無知です。 それどころか、間違った考えに罹患している蓋然性も高いです。 す...