01833_安全保障課題に関する前提リテラシーの実装と、評価・解釈・展開予測

発見された安全保障課題を認知したら、問題とすべき状況(直面する病理状況)について、評価・観察・解釈・展開予測を行う必要があります。

ただ、
「病理状況について、評価・観察・解釈・展開予測を行う」
といっても、
「状況を認知・観察・評価・解釈・展開予測する」ことそのもの
が一つの大きな課題であり、正解や定石なき営みであり、
いってみれば、ゲームであり、ギャンブルです。

誰が、どのようなモノサシ(前提リテラシー)を用いて判断するかによって、結果が変わってきます。

1 誰が判断するのか

2 どのようなモノサシ(前提リテラシー)を用いるのか
1)シビリアンの常識を用いるのか
2)ミリタリーのアノマリーを用いるのか

3 誰が、判断するのか
1)楽観バイアスで希望的観測をベースにするのか
2)保守的な判断をベースにするのか

これらを前提にして、はじめて、作戦目標の策定(ゴールデザイン)と、作戦計画の立案・作戦行動の遂行をすることになります。

著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所

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