ビジネスにおける情報発信は、
「言いたいことを言う」
から、発信するのではありません。
ベネフィットがあるから、
あるいは
リスクやダメージを避けるために、
発信します。
そのためには、まず、
状況を認知し、
状況を評価し、
展開予測を考え、
目的を設定し、
課題を発見し、
課題を克服するための手段をいくつか創出し、
手段それぞれの功利分析を考える必要があります。
そして、決定した暫定的手段の実践として、
行動=情報発信
が行われます。
ですから、情報発信をカタチ化したメッセージは、
目的から逆算し、展開予測上想定されるリスクも受容し、構築されたものである、という作戦計画があるはずです。
1 メッセージをどのような目的を達成しようとして書くのか?
2 そもそもどのような意味と展開予測を企図するのか?
3 「展開予測上想定されるリスク」としてどんなことを想定するか?
一定の作戦価値を内包した作戦目的があり、その整合性を、外部視点からの評価を受けるために、弁護士を利用することもあり得ましょう。
ただし、その場合は、
「一定の作戦価値を内包した作戦目的」
を前提として、弁護士に示す必要があります。
著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所
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