1 契約書のスタイル今昔
00701_契約書のスタイル今昔:ジャパニーズ・クラシカル・スタイルvs.アングロサクソン・スタイル
2 契約が対象とする取引の経済合理性検証
取引の交渉がまとまった、という段階において、改めて、当該交渉によってまとまったとされる
「約束内容」
の具体的内容を確認・明確化するとともに、その内容の合目的性や経済合理性等を精査しなければなりません。
3 契約が対象とする取引の会計税務との整合性検証
(1)前提としての株式公開企業を取り巻く「(二重帳簿ならぬ)三重会計」現象
00702_株式公開企業が行う「二重帳簿」ならぬ「三重会計」とは
(2)会計・税務との整合検証
会計との整合性検証に失敗した具体的事例としては、 不動産流動化にあたっては、会計基準についても慎重に検討すべきところ、検討が不十分で、金商法違反の有価証券報告書虚偽記載とされて、課徴金を取られることもあります。
不動産流動化を実施しても、会計基準が将来どのように変化するか保証はありませんし、想定されているメリットが得られることもなく、トラブルに発展し、粉飾の疑いをかけられる場合もあります。
なお、上記ケースにおいては、会計との整合性検証も失敗した挙げ句、税務的にも想定外の結果となってさらなる失敗となりました。
なお、 状況は異なりますが、零細企業や地方の中小企業でよくみられるのは、税理士が主導して、
「税務的な整合性『だけ』しか考えておらず、法的にはデタラメな契約処理」
がなされている例が散見されます。
4 契約書のチェック
「契約書のチェックの段取りと実務」1~5
「契約書のチェックの段取りと実務」6~11
著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所
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