00783_紛争・有事状況のゲーム環境たる裁判システムを理解する14:裁判官のココロを鷲掴みにするための推奨行動(1)ルーズなことをしない。納期は絶対厳守する。
訴訟弁護士といっても、世間で言われるほどエライ人間ではなく、実体は、裁判所というお役所の出入りの業者みたいなもんです。 そして、出入りの業者風情が納期を遅らせたら出入禁止になるのと同じで、納期厳守は絶対です。 一般社会における仕事と同様、訴訟を遂行する上でも、さまざまな課題の提出が要求され、そのすべてについて納期が設定...
訴訟弁護士といっても、世間で言われるほどエライ人間ではなく、実体は、裁判所というお役所の出入りの業者みたいなもんです。 そして、出入りの業者風情が納期を遅らせたら出入禁止になるのと同じで、納期厳守は絶対です。 一般社会における仕事と同様、訴訟を遂行する上でも、さまざまな課題の提出が要求され、そのすべてについて納期が設定...
リスクや課題の発見・特定するための具体的なスキルを実装するには、 ・まず、所属企業(自社)の事業活動の全容の把握と理解・所属企業における事業活動と法令体系との整理・統合・所属企業の事業活動に対応した「法令違反リスク」についてイシュー・スポッティング・ツール(リスク・ハザードマップ)の作成・“法律”に基づく経営ではなく、...
企業の役職員が、法的リスクやコンプライアンス課題を正しく認識把握できない事態に陥る原因としては、属人的なものもあります。 企業の役職員は、経営(効率的な金儲け)については詳しくても、法律の専門家ではありません。 法律の条文、思考枠組、運用メカニズム、限界領域の解釈、運用相場観、すべてが、腹が立つくらい、難解で高尚で、一...
さらに、法律の無知や無理解が、法的リスクの正しい認識・解釈を阻害します。 そもそも、 「法律は、常識とは無関係に、特に、経済人・企業人のバイアスの塊である『経済常識』『経営常識』『業界常識』と、むしろ対立する形で作られ、遵守を強制される」という前提が存在します。 その意味では、「自分の常識なり感覚なりを信じる経営」「迷...
我々の脳内には、リスクや課題の効果的発見・認知・特定を阻む「有害な情報解釈機能」が巣食っています。 正常性バイアスや楽観バイアスといわれるものです。 さらにいえば、「常識」自体、効果的なリスク発見を阻害します。 常識とは、物心つくまでに身に着けた偏見のコレクションを指します。 「人は皆、法を守る」 「企業においては、皆...
危機管理において最も重要なことは何でしょうか? 危機の予防でしょうか?危機の回避でしょうか?危機の転嫁でしょうか?危機への対応でしょうか?危機を小さくする営みでしょうか?危機を受け入れ、乗り越えることでしょうか?危機が現実化した場合のダメージコントロール(損害軽減化)でしょうか?危機対策のチーム作りや専門家の招集でしょ...
製造現場のマネジメント課題として「性悪説及びリスク・アプローチを徹底した事故予防マネジメント」のモデルを構築・実施することが重要ですが、OEMなどの方法で、製造を社外の会社等に委託している場合の品質管理マネジメントについても同様のモデルで関係構築をすることになります。 かなり前になりますが、北海道の食品加工会社が、牛肉...
モノのマネジメント(製造・調達・廃棄マネジメント)において、トップ・マネジメントによる製造現場の不祥事情報の早期把握を可能にするシステムの構築と運用は極めて重要です(前提として、楽観バイアスや正常性バイアスを克服し、性悪説に立って、「製造現場では、日々、あるいは時々刻々、漏れ抜けやチョンボ、ミスやエラーといった不祥事の...
賞味期限改竄事故を防止する観点から菓子製造業におけるコンプライアンス体制構築が行われた例を紹介したいと思います。 かなり前の話になりますが、ある老舗和菓子メーカーで、賞味期限改竄事件が発生しました。 この事件ですが、「夏場に製造日と消費期限を偽ったことがある」という内部告発が某保健所に届き、その結果、JAS法(食品の品...
1 海外進出ブーム 製造業の環境として、大量かつ安価な労働力を引っさげた新興国が強力な価格競争力で勝負を挑んできており、日本の各メーカーは非常に苦しい立場に置かれている、と述べました。 このような状況下で、国内のメーカーは、安価な労働力を求めて、海外、特に、中国をはじめとするアジア諸国へ製造拠点を移そうという動きがみら...