01798_訴訟を提起する前に知っておくべきこと・ただしておくべき誤解・検討しておくべきこと_その6_「秩序破壊型アドバイザー」 との対話を通じた作戦協議
有事・戦時の作戦協議(作戦協議の前提としての状況の認知・整理・観察・評価・解釈・展開予測や、作戦立案する際に適用するべき有事空間におけるゲームのロジックやルールやアノマリー等の採否を含む)においては、議論の本質を、短時間で、かつ鮮明に浮かび上がらせることが最優先と考え、カジュアルに、リラックスした雰囲気で話をすすめるこ...
有事・戦時の作戦協議(作戦協議の前提としての状況の認知・整理・観察・評価・解釈・展開予測や、作戦立案する際に適用するべき有事空間におけるゲームのロジックやルールやアノマリー等の採否を含む)においては、議論の本質を、短時間で、かつ鮮明に浮かび上がらせることが最優先と考え、カジュアルに、リラックスした雰囲気で話をすすめるこ...
リスク管理・戦時対応の専門家である弁護士が立てる有事対応プラン(一種の「軍事作戦」という例え方も可能かと思います)の計画・立案と実施・遂行においては、「悲観的・現実的に考え抜いて計画するが、着手し、実行したら最後、見極めに達するまでは、最善を信じて全力で遂行する」という態度が推奨されます。 このような知的な対処手法は、...
弁護士は、大事が小事に、小事が無事になるようなプラン(プランA、プランB・・・複数個のプラン)を考えます。 ところが、これらプランを紹介しても、相談者の多くは、強固な思考連鎖のバイアスが邪魔して聞く耳を持ちません。 合理的・論理的に考えられていて、より安全性が高く、確度の高いプランがあるにもかかわらず、相談者が受け入れ...
裁判制度を利用するにあたって、絶対的に必要な前提となるのが、「客観的なものとして言語化された体験事実を、さらに整理体系化し、文書化された資料を整えること」です。 要するに、「事実経緯を、記憶喚起・復元・再現し、これを言語化し、記録化し、文書化する」という作業を貫徹することが要求されます。 それを筆者は 「ミエル化・カタ...
裁判というゲームは、「ロゴス(論理)」「パトス(情緒)」「エトス(信頼、証拠による証明)」の3つの軸で展開していきます。 当然のことながら、「ロゴス(論理)」と「エトス(信頼、証拠による証明)の2軸に依拠して、互いに攻め合うこととなります。 相手方の「ロゴス(論理)」と「エトス(信頼、証拠による証明)」を突き崩す攻撃性...
相手方との争いにおいて、小康状態が続く場合、「小康状態が続いているのだから、もう大丈夫だろう。弁護士は、もういいだろう。不要だ。あとはこちらですすめよう」と、考える方はいますし、それは不可能ではありません。 その場合、弁護士としては、委任関係を曖昧にすることは職務上不可能であり、当然、相手方に対して辞任届けを提出するこ...
「権力とは戦うもの」 というお題目を唱え、事あるごとに、権力空間や権力者に反目し、批判し、敵視するようなメンタリティをもつことは、民事裁判の仕事をする以前の段階で、不適格です。 権力と戦っても、勝てるわけがありません。 特に、司法権力については、日本最高・最強の権力機関です。 「カラスは白い」 「白鳥は黒い」というよう...
権力と戦う弁護士はバカです。 他方で、権力に盲目的に服従するのもアホです。 権力は、動かすものです。 別の手法としては、権力を邪魔し、混乱させ、妨害し、足を引っ張り、困惑させ、ほとほと嫌にさせ、資源動員が成果に見合わぬことを自覚させ、ついには諦めさせる。 それが、権力空間におけるプロフェッショナルの本質的な活動の要諦で...
訴訟を起こしたいという場合、最初にすべきことがあります。 それは、「彼を攻めるには我を顧みよ」というものです。 「囲碁十訣」の中にある一条であり、唐の時代の碁の名手、王積薪がまとめあげたと伝えられる、囲碁十ヵ条の要諦で、棋道普遍の真理です。 要するに、「敵(彼)と戦う前に、自軍(我)の欠点・脆弱性・過去の失敗をきちんと...
企業活動は、大きく・オペレーションと・イノベーションに分類されます。 「仕事に困っている、客に困っている」という状況であれば、イノベーション課題として営業仮説を立て、これをPDCA(試行錯誤)によって仮説実現していくことになります。 PDCA(試行錯誤)を明確に把握した上で、管理・監視するには、「報・連・相」や監視にこ...