00897_正解も定石も不明なプロジェクトを推進するためのチーム体制を整える4:現場参謀(管理系エリート、戦術担当、作業計画策定・統括)
戦略と戦術という概念区分があります。 戦略とは「大局を俯瞰した上で考案した目的達成するためのシナリオ・筋道」、これに対して戦術とは「戦略を実施に移すための具体的方策や実現方法」といわれています。 私なりの言い方ですが、戦略とは、「参謀による目標案の設定」と「責任者による決断・決定」、「参謀による目標と現実の間の課題やリ...
戦略と戦術という概念区分があります。 戦略とは「大局を俯瞰した上で考案した目的達成するためのシナリオ・筋道」、これに対して戦術とは「戦略を実施に移すための具体的方策や実現方法」といわれています。 私なりの言い方ですが、戦略とは、「参謀による目標案の設定」と「責任者による決断・決定」、「参謀による目標と現実の間の課題やリ...
本ケーススタディーは、事例及び解説の概要・骨子に限定して要約・再構成したものです。詳細をご覧になりたい方は、「会社法務A2Z」誌 2008年11月号(10月25日発売号) に掲載されました連載ケース・スタディー「鐵丸先生の 生兵法務(なまびょうほうむ)は大怪我のもと!」一の巻(第1回)「損害賠償」をご覧ください。 当方...
「ゲーム環境の認知・解釈、類似事例や先行事例、相場観情報の取材・収集・整理、ゴール設定に関する選択肢の抽出・整理、ゴール(to be)と現状(as is)の間に携わる課題の抽出・整理、課題解決のために動員しうる資源の整理・把握、課題解決のための選択肢の抽出・整理、各選択肢のプロコン(長短所)分析、といった判断前提につい...
チームに必要なのは、まずトップです。 トップは、「権限も成功した場合の成果も帰属する」という意味で、また、何より、お山の大将として、リーダーとして、その他大勢のとしての皆にとって憧れの存在かもしれません。 しかし、「正解も定石も不明なプロジェクトを推進するためのチーム」のトップは、そんなポジティブなイメージだけでは務ま...
「正解も定石も不明なプロジェクト」を推進するためには、陳腐な常識にとらわれず、かといって、野蛮で無謀にも陥らず、本当の意味での知性と冒険心とタフなメンタルが必要です。 まず、チームを統合するための理念や哲学、という点においては、気持ちや感情や情熱だけでは不十分です。 むしろ、気持ちや感情や情熱が過多となると、知性を減退...
オペレーション(ルーティン)と比較されるイノベーション(プロジェクト)とは、未体験・未経験の課題への取組みを指します。 すなわち、イノベーション(プロジェクト)とは、正解なき課題、あるいは正解も定石も不明な課題への取組みを指します。 まず、持つべきは、未知の課題や未達成の成功に対する「謙虚な姿勢」です。 正解もなく、あ...
オペレーション(ルーティン・ワーク)は、オペレーション(ルーティン・ワーク)を十年一日の如く延々と繰り返すだけでは、企業は発展できません。 無論、アルバイト等、もともと「作業」を請け負っているだけの方であれば、オペレーション(ルーティン・ワーク)を延々と続けるだけであっても、特段の非難には値しません。 しかしながら、「...
皆さん、お手洗いに行ったら、必ず、拭くべきところを拭き、流すべきものを流し、手を洗い、身だしなみを整えてからお手洗いから出てこられると思います。 たとえ、用足しの途中に、重要な電話がスマホにかかってきて、一時中断となったとしても、この手続を省略して、何も体裁をほどこさずに、電話をしながらお手洗いを出て、歩きながら電話を...
正しい命令が、正しく、予定どおり実行さえすれば、成果は「必ず」出る、といえるでしょうか。 前提として、ここでテーマにしているのは、「正解や定石がなく、常識が通用しない、イレギュラーでアブノーマルなプロジェクト」の遂行についてです。 「電車で3駅先に辿りつく」とか「電話をかけてメッセージを伝える」とかの雑用・ルーティンで...
「正しくデザインされ、策定され、発令した命令」が、「漫然と成果を待っていただけでは、永遠に正しく実行されないまま放置されるか、あるいは、本来の方向とは違った方向に進みだして、有害な結果をもたらすリスクが増殖する」危険性があり、この危険を防ぐためには、マネージャーが「正しい命令が、正しく実行されるためのスキル」を実装し、...