01358_倒産・再生法務>倒産・再生法務(フェーズ1)>アセスメント・環境整備フェーズ>法令環境>法的整理>会社更生法

民事再生法と異なり、株式会社のみに適用されます。 抵当権などの担保権や公租公課であってもその行使を制限して強力に再生を推進することができるというメリットがある反面、かかる強力な再生について手続的な正当性を確保するために、外部からの重厚的な介入がなされることになります(その分、手続的負担や費用的負担も重いため、かかる負担...

01357_倒産・再生法務>倒産・再生法務(フェーズ1)>アセスメント・環境整備フェーズ>法令環境>法的整理>民事再生法

会社更生法と異なり、株式会社以外の法人(学校法人や医療法人等も含みます)ばかりでなく、個人にも適用されます。 さらに、会社更生法と異なり、迅速な再生を図るために、簡易な手続をメニューとして用意しています(簡易再生や、さらに手続を簡易化した同意再生など)。 また、原則、経営者は交代しないでそのまま経営を行うことができるた...

01356_倒産・再生法務>倒産・再生法務(フェーズ0)>課題概要と全体構造>課題と対応の基本

1 迅速かつ適切な決断の必要 企業の破綻は急激に発生するものばかりではなく、相当以前の段階において、その兆候が出ていることがあります。 経営者及び法務担当者は、財務担当者と情報を共有し、問題が生じた場合には、即座に弁護士、会計士、税理士等の専門家らとともに自らが採用しうるメニューを検討し、傷口が大きくなってしまう前に、...

01355_倒産・再生法務>倒産・再生法務(フェーズ0)>課題概要と全体構造>概説

企業が債務超過により、あるいは資金繰りに失敗して支払不能に陥った場合、債務を整理(返済リスケジュールや債権放棄等)して再建したり、あるいは会社を解散・清算や破産して残った財産を債権者に分配する場面が出てきます。 これが倒産といわれる現象ですが、法的な観点で整理すると、各倒産手続は、表のように整理・具体化されます。 大き...

01352_会計・税務関連法務>会計・税務関連法務(フェーズ4)>有事対応フェーズ>税務争訟及び犯則調査への対応>犯則調査・刑事手続対応

1 租税犯 納税義務者が、「偽りその他不正の行為により」租税を免れ、又はその還付を受けた場合には、脱税犯として処罰されます。 他の犯罪の場合と同じく、租税犯の場合にも刑事訴訟法に従った手続で捜査・起訴等が行われるところですが、租税犯の場合には、国税犯則取締法が特別の処理手続を定めています。 2 租税犯則調査 収税官吏(...

01349_会計・税務関連法務>会計・税務関連法務(フェーズ4)>有事対応フェーズ>税務争訟及び犯則調査への対応>税務調査・賦課処分対応その1

1 税務調査 納税者自らが税額等を確定する申告納税方式を機能させるためには、納税者による正確な申告が必要です。 しかし、納税者側は常に税負担を減少させたいという動機を有することから、過失あるいは故意によって不正確な額を申告する事例が不可避的に発生します。 これを放置することは税負担の公平性を阻害することになるため、課税...

01347_会計・税務関連法務>会計・税務関連法務(フェーズ4)>有事対応フェーズ>会計報告にまつわる金融商品取引法違反事例

企業の会計報告にまつわる有事状況として、金融当局が、決算報告に虚偽があるなどとして、課徴金納付命令等の行政処分を課す場合があります。 金融商品取引法の違反に伴う行政処分の前提としての調査や、審査手続ヘの企業の対応ですが、すでに解説した独占禁止法違反事例における有事状況への対応戦略を応用すれば足ります。 ところで、調査対...

01008_企業法務ケーススタディ(No.0328):破産のどさくさに紛れて、再建資金を持ち出せ!

本ケーススタディーは、事例及び解説の概要・骨子に限定して要約・再構成したものです。詳細をご覧になりたい方は、「会社法務A2Z」誌 2017年7月号(6月24日発売号)に掲載されました連載ケース・スタディー「鐵丸先生の 生兵法務(なまびょうほうむ)は大怪我のもと!」百の巻(第100回)「破産のどさくさに紛れて、再建資金を...

00947_企業法務ケーススタディ(No.0267):抜け駆けは御法度でござる

本ケーススタディーは、事例及び解説の概要・骨子に限定して要約・再構成したものです。詳細をご覧になりたい方は、「会社法務A2Z」誌 2012年5月号(4月25日発売号)に掲載されました連載ケース・スタディー「鐵丸先生の 生兵法務(なまびょうほうむ)は大怪我のもと!」三十九の巻(第39回)「抜け駆けは御法度でござる」をご覧...

00638_企業法務ケーススタディ(No.0221):借金まみれだが、破産はしたくない!

本ケーススタディの詳細は、日経BizGate誌上に連載しました 経営トップのための”法律オンチ”脱却講座 シリーズのケース28:借金まみれだが、破産はしたくない!をご覧ください。 相談者プロフィール:株式会社大島商事 代表取締役社長 大島 一哉(おおしま かずや、44歳) 相談概要: 相談者は、...