01802_訴訟を提起する前に知っておくべきこと・ただしておくべき誤解・検討しておくべきこと_その10_完_予算と尊厳のトレードオフ課題
弁護士に、状況そのものが事件であると言われ、自身も「この状況は事件だ」と、受け入れ、認識したのであれば、「通常、事件被害に遭った合理的人間」として対処すべき一連の行動をしておくべきことになります。 もちろん、対処行動をせずに放置することも可能ですが、その場合、放置=黙認=追認ということを自認したものと扱われます。 腹立...
弁護士に、状況そのものが事件であると言われ、自身も「この状況は事件だ」と、受け入れ、認識したのであれば、「通常、事件被害に遭った合理的人間」として対処すべき一連の行動をしておくべきことになります。 もちろん、対処行動をせずに放置することも可能ですが、その場合、放置=黙認=追認ということを自認したものと扱われます。 腹立...
「ミエル化・カタチ化・言語化・文書化・フォーマル化」 には、多大な時間とエネルギーを費消することを頭に入れておかなければなりません。 ここで、注意しなければならないのは、裁判制度を利用するにあたっての「状況の調査、功利的状況構築、構築状況に照らした法的メッセージの設計、法的メッセージ」の「ミエル化・カタチ化・言語化・文...
裁判制度を利用するにあたって、絶対的に必要な前提となるのが、「客観的なものとして言語化された体験事実を、さらに整理体系化し、文書化された資料を整えること」です。 要するに、「事実経緯を、記憶喚起・復元・再現し、これを言語化し、記録化し、文書化する」という作業を貫徹することが要求されます。 それを筆者は 「ミエル化・カタ...
継続法律相談の本来的・正常的なゴールは、弁護士報酬契約(委任契約)の締結と事件着手です。 もちろん、初回法律相談で、相談者として、積極的にアクションを起こして、自分を取り巻く不満・不完全な状況を改善する旨態度決定して、相談対応した弁護士にアクションを取ることを依頼することを決意したとしても、・「詳細事実経緯のミエル化・...
継続法律相談において、1 相談者と弁護士の役割分担を理解させ、相談者のタスクとして、『詳細事実経緯のミエル化・カタチ化・言語化・文書化及び痕跡の収集・発見・整理』を宿題として課して、これを責任を以て完遂させることができ、2 詳細な見積もりを提示して、その後取引条件について意思の合致をみて、報酬契約を締結する前提が整備さ...
ここで、弁護士費用の見積もりについて、筆者(及び所属する弁護士法人)で行っている実例(の概要)をご紹介します。 見積もりとは、法的に整理すれば、「弁護士報酬契約の『申込みの意思表示』ないし『申込みの意思表示の誘引』」ということになろうかと存じます。 一般的に「見積書」と呼ばれるものは、売主あるいは受注(予定)者等、商品...
継続法律相談において、 「相談者と弁護士の役割分担を理解させ、相談者のタスクとして、『詳細事実経緯のミエル化・カタチ化・言語化・文書化及び痕跡の収集・発見・整理』を宿題として課して、これを責任を以て完遂させる」というプロセスが完了したら、「『情報戦としての性格を有する裁判沙汰』における最重要戦争資源としての『情報』」す...
継続法律相談のプロセスに入った際、まず、行うべきは、1 詳細事実経緯のミエル化・カタチ化・言語化・文書化と2 痕跡(資料や文書等)の収集・発見・整理です。 まず、「詳細事実経緯のミエル化・カタチ化・言語化・文書化」、すなわち、体験事実の言語化・文書化です。 事件遂行に向けて詳細な計画立案する上では、「客観的なものとして...
課題達成(解決)のための選択肢が浮上し、各選択肢についての動員資源の見積もりができれば、相談者は、それぞれの選択肢のプロコン(Pros and Cons、長短所)分析をして、当該見積りと期待値との相関性を考えながら、 1 アクションを起こさない(泣き寝入りする) 2 何らかのアクションを起こす1)創出・整理された選択肢...
相談者との間で現実的で達成可能なゴールデザインが共有でき、「スタート(現状、as is)とゴール(目標、to be)との間に立ちはだかる課題」を発見・設定・定義し、当該課題が複数にわたる場合は優劣・先後等について相互の関係や関連性を整理でき、当該課題達成手段の創出・整理を終え、各課題達成手段遂行のための動員資源の見積も...