00769_社外弁護士への外注スキル6:外注先業者たる弁護士の実体と生態(5)弁護士の競争調達と外注管理
外注管理部署として、外注管理部署でなければできない役割というものもあります。 外注一般と、外注管理一般について考えてみましょう。 例えば、ニーズの把握や、ニーズの具体化、予算や納期の策定、発注仕様の確定・特定と、発注先の選定、それに発注後の完成・納品・検収までのフォローアップ、発注トラブルが生じた場合(予算の超過、品質...
外注管理部署として、外注管理部署でなければできない役割というものもあります。 外注一般と、外注管理一般について考えてみましょう。 例えば、ニーズの把握や、ニーズの具体化、予算や納期の策定、発注仕様の確定・特定と、発注先の選定、それに発注後の完成・納品・検収までのフォローアップ、発注トラブルが生じた場合(予算の超過、品質...
1 「道具」としての弁護士 弁護士は、別に人間的に素晴らしいわけではなく、ただの事務屋であり、一般の人に比べてエラいわけでもありません。 言ってしまえば、弁護士は、自分の権利やワガママを通したり、トラブルに遭遇しないための方策を提供する「道具」に過ぎません。 道具をうまく使いこなすためには、その道具の特性やクセをよく知...
1 弁護士の能力格差 プロの野球選手にも、メジャーリーガーとシングルAのマイナーリーガーがいるように、弁護士にも明らかな能力差が存在します。 無論、弁護士は皆難関試験を突破してきた秀才ですし、少なくとも合格時点において、世間一般の方々より法律知識はあり、偏差値が高かったことは事実です。 しかし、その後、 ・勉強なり研究...
よく、「医者の世界では、内科医、小児科医、眼科医、産婦人科医、外科医のように、専門ごとに別れていますが、弁護士の世界でも専門とかあるのですか?」と聞かれることがあります。 この質問の答えとしては、極少数の例外を除き、ノーです。 弁護士の場合、ほとんどの実務分野において、顕著な専門的分化は見られません。 「昨日は不動産訴...
一昔前の世間一般の弁護士の印象というと、「なんだか理屈っぽくて、とっつきにくく、そもそも滅多にお目にかかれない存在。たまにお目にかかるときはというと、トラブルにあったときで、できれば一生お目にかかりたくない存在」といったもので、一種の疫病神のようなイメージだったのではないでしょうか。 ところが、現在では、お茶の間をわか...
法務部の仕事は、すべて自力でやり遂げるものではありません。 自力でやり遂げることを期待されていない領域や、自力でやり遂げようとして失敗したら会社に迷惑や損害を及ぼすので、自力でやり遂げてはならない領域、というものもあります。 前提として、企業に生じる法務サービス(法務安全保障や事件・事案処理に関する専門サービス)につい...