1 事実に関するファクトレポート
留意点1 5W2H形式で書き記す
留意点2 修飾語や副詞などの形容表現は一切厳禁(*)
(*)
「たくさん」「いっぱい」「非常に」「一生懸命」「がんばった」等、形容詞等を使うと、簡単でラクですが、裁判所では、事実を語っていない、ウソ、虚偽と同等に扱われます。
業務日報のように、客観的で端的で定量的な表現でレポートする必要があります。
2 上記を基礎づける痕跡
情報やデータを発掘・収集・想起し、これを時系列で整理
1、2は、裁判所において受容される程度の水準です。
これら2つについて、あますことなく準備できるかどうかが勝敗の分かれ目、といっても過言ではありません。
訴訟や仲裁で勝つ(思うような結果を得る)ようなタイプは、このレポートや証拠の準備に、相応の資源(時間・カネ・人員)を投入します。
わかりやすい言葉で言い換えると、
「負けたくなければ、死ぬ気で準備すること」
といえるでしょう。
著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所
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