01236_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>特殊な課題・新たな課題>違約罰条項

調達・製造法務において、調達対象たる「モノ」に関し、一定のスペック・品質・性能等を調達先に保証させる場合があります。 例えば、工作部品を購入するにあたって一定の強度や耐性を保証させたり、食品材料の購入にあたり特定の原産地で産出されたことを保証させたり、添加物が適法なものであることを保証させたり、という取扱いです。 その...

01235_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>特殊な課題・新たな課題>売買と委託と請負の相違

「モノ」を製造し、あるいは調達する取引を構築しようとする場合、契約形態の選択により、その後の法的利害関係が大きく変化する場合があります。 すなわち、「モノ」を作りあるいは調達するといっても、契約形態としては、売買、生産委託、請負、設備賃貸といったものがありえます。 そして、企業がいずれの契約形態を選択するかは、企業の任...

01234_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>調達・製造法務(フェーズ4)>有事対応フェーズ>パロマ工業ガス湯沸器事件

2010年5月11日、東京地方裁判所は、2004年にパロマ工業株式会社製のガス湯沸器が原因で発生した死傷事故の刑事裁判において、業務上過失致死傷の罪に問われたパロマ工業株式会社元代表取締役に対し、禁固1年6ケ月執行猶予2年の有罪判決を言い渡しました。 また、同じく共犯として業務上過失致死傷の罪に問われた同社元品質管理部...

01233_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>調達・製造法務(フェーズ4)>有事対応フェーズ>ポイント

代表的な有事シナリオとして、三菱自動車の欠陥隠蔽問題の事件経緯を見ていきます。 有事の際には、猛スピードで事態が企業にとってマイナスの方向で進むことを正しく予測し、最悪のシナリオが現実にならないよう、積極的・能動的な取組みが必要となってきます。 特に、調達・製造関連の不祥事は、消費者への影響が大きく、売上に直接的な影響...

01232_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>調達・製造法務(フェーズ3)>予防対策フェーズ>課題その2

調達・製造法務においては、適正・安全な製品を作り、調達することに加え、品質・用法・効用の適正な表示を行わなければ、表示偽装事故や製造物責任を招いてしまいます。 とはいえ、具体的製品表示を決定するにあたっては、常に販売サイドの圧力が加わる製品・商品表示設計の現場では、偽装や不明瞭な表示を行う動機・原因が恒常的に存在します...

01231_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>調達・製造法務(フェーズ3)>予防対策フェーズ>課題その1

「効率性と低コストを追及した工場操業・製品調達」と「効率性を犠牲にしても法令遵守を徹底すること」の両者の実現を同一人の責任とすることは、指揮命令に混乱を来すだけで、管理手法としては有用とはいえません。 特に、現場責任者(工場長)に、上記両課題の完全な遂行を命じることは、アクセルとブレーキを同時に踏むことを命じるもので、...

01230_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>調達・製造法務(フェーズ2)>経営政策・法務戦略構築フェーズ

調達・製造法務における戦略法務上の考え方としては、「モノ」に関するリスクを転嫁、分散することが挙げられます。 例えば、製造物責任法においては、リース業者、レンタル業者、販売業者は責任主体となりません(当該製造物を輸入した場合、製造業者と誤認させる表示をした場合、実質的にみて製造業者と認めることができる氏名等の表示をした...

01229_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>調達・製造法務(フェーズ1)>アセスメント・環境整備フェーズ>法令管理その2

調達・製造法務には、環境規制、製品規制、表示規制、リコール関係法令等、実に細かい法令が規制環境として存在します。 行政側においても所管する部門が規制ごとに異なるため、規制アップデートや監督行政機関の規制運用姿勢なども含め、漏れなく対応するためには相当なエネルギーを要します。 企業によっては、各法令の細かいフォローまで手...

01228_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>調達・製造法務(フェーズ1)>アセスメント・環境整備フェーズ>法令管理その1

「モノ」の調達や製造に関わる取引において法務リスクを発見するには、民法が基礎となります。 すなわち、品質上の瑕疵や表示の偽装、これに伴う解除、原状回復、損害賠償等、予防法務を展開するにせよ、有事に対応するにせよ、民法的思考がいわば「オペレーション・システム(OS)」として入っていないと、正しい法務リスクの発見・特定が非...

01227_調達・製造法務>購買法務、品質法務、環境規制対応法務、偽装対策法務及びPL対策法務。経営資源「モノ」の調達・活用に関する個別法務課題>調達・製造法務(フェーズ1)>アセスメント・環境整備フェーズ>法令環境>知的財産

調達・製造法務においては、他企業の知的財産権侵害が法務リスクとして存在しています。 次のとおり、知的財産侵害リスクの評価を誤ると製造がストップする事態が生じるため、製造業務を推進するにあたっては知的財産法もスタディーしておかなければなりません。 運営管理コード:CLBP275TO276 著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所...