01559_ウソをついて何が悪い(9)_ ホリエモンとムラカミさんその2_ムラカミさんはどんな罪を犯したのか?
平成16~18(2004~2006)年当時、ホリエモンと同じく時代の寵児となっていた方で、村上世彰氏という方がいらっしゃいました。 「カネを儲けてなにが悪い?」「買われたくなければ上場しなければいい」「私は、めちゃくちゃ稼ぎました」など、この方も、強烈な個性と歯に衣着せぬ言動、さらに規制ニッチに果敢に挑むアグレッシブな...
平成16~18(2004~2006)年当時、ホリエモンと同じく時代の寵児となっていた方で、村上世彰氏という方がいらっしゃいました。 「カネを儲けてなにが悪い?」「買われたくなければ上場しなければいい」「私は、めちゃくちゃ稼ぎました」など、この方も、強烈な個性と歯に衣着せぬ言動、さらに規制ニッチに果敢に挑むアグレッシブな...
前稿において、裁判の世界では、「ウソつき放題・言いたい放題で、レフェリーもウソつき行為を見て見ぬふりをし、万一ウソがバレても特段シビアなペナルティーが課されるわけではなく、逆にウソがうまく通ればトクをする」というのが現在の日本の裁判の現状である、述べました。 とはいえ、「ウソに寛容な日本社会においても、このウソだけはN...
このほか、企業において妙な外来語が飛び交う状況と言えば、その会社が、妙な余剰資金運用をしようとしているときも考えられます。 「デリバティブ」「クーポンスワップ」「ヘッジ取引」「モーゲージ債」「ハイイールドボンド」「サブプライムローン」「SPC」などといった耳慣れないコトバを社長や財務担当者が口にするようになったとき、会...
企業活動により余剰資金が生じた場合、企業としては、これを内部留保に回すこともあるでしょうし、積極的に活用する場合もあると思います。 積極的に余剰資金を活用する場合としては、事業運営のためのコスト(費用)として用いたり、設備投資を行ったりするほか、第三者に融資あるいは投資する場合が想定されます。 第三者に投資する場合とし...
一般に社債といえば、株式公開会社の公募社債が一般的ですが、株式非公開の中小企業も「私募債」という形で社債を発行し、特定少数の第三者に事業資金の融資を依頼することも可能です。 なお、社債引受企業からみますと社債(無担保社債)とは、要するに企業に対する無担保融資にほかなりませんので、中小企業が発行する私募債を引き受けるよう...
会社が発展し、十分な企業価値と「公器」にふさわしい管理実体を備えた場合、株式を公開し、資本市場から直接資金調達をする場合もあります。 これが株式公開(Initial Public Offering、IPO)といわれるものです。 東京証券取引所の上場形式基準を紹介します(なお、上場形式基準とは上場申請を受けるかどうか審査...
企業の直接金融手段としての新株発行ですが、新株発行は、次のように分類されます。 なお、ここで、通常の新株発行とは「会社にキャッシュが入ってくる新株発行」をいい、特殊の新株発行とは「会社にキャッシュが入ってこない新株発行」と整理されます。 すなわち通常の新株発行は、企業の直接的な資金需要を満たすために行われますが、特殊の...
企業の運営・存続にとって最も貴重な経営資源は「カネ」といえます。 企業活動に関わる「カネ」に関係する法務は、単純に現金に関する管理だけではなく、株式・社債・リース等を含めた企業の資金調達・資金運用といった企業の信用創造・信用管理等を含め、大きな広がりをもちます。 「カネ」あるいは「カネ」に時間的要素を加えた「信用」とい...
本ケーススタディーは、事例及び解説の概要・骨子に限定して要約・再構成したものです。詳細をご覧になりたい方は、「会社法務A2Z」誌 2020年3月号(2月25日発売号)に掲載されました連載ケース・スタディー「鐵丸先生の 生兵法務(なまびょうほうむ)は大怪我のもと!」百三十二の巻(第132回)「倒産危機! 救いの手は助け舟...
本ケーススタディーは、事例及び解説の概要・骨子に限定して要約・再構成したものです。詳細をご覧になりたい方は、「会社法務A2Z」誌 2016年12月号(11月25日発売号)に掲載されました連載ケース・スタディー「鐵丸先生の 生兵法務(なまびょうほうむ)は大怪我のもと!」九十三の巻(第93回)「海外投資で、シビれるくらいボ...