02221_ケーススタディ:回収不能と思われた債権を蘇らせる「隠し資産」と「奇策」_供託金調査と“敵の敵”を利用するBプラン
「取引先からの支払いが止まった。連絡も取れない」 「噂では、あの会社、別のトラブルで法務局に供託金を積んでいるらしい。それを差し押さえれば回収できるのではないか?」 債権回収の現場では、正面からの請求が行き詰まったとき、こうした噂に一縷の望みをかけることがあります。 しかし、法律の壁は厚く、単に「お金を貸している」「売...
「取引先からの支払いが止まった。連絡も取れない」 「噂では、あの会社、別のトラブルで法務局に供託金を積んでいるらしい。それを差し押さえれば回収できるのではないか?」 債権回収の現場では、正面からの請求が行き詰まったとき、こうした噂に一縷の望みをかけることがあります。 しかし、法律の壁は厚く、単に「お金を貸している」「売...
「取引先が倒産した! しかも、破産管財人から『売掛金を払え』という通知書が届いた!」 「いやいや、もう社長個人に払ってしまったし、そもそも契約相手は法人ではなく社長個人のはずだが・・・」 取引先が破綻した際、裁判所から選任された「破産管財人」から、有無を言わさぬ請求書が届くことがあります。 弁護士名義の仰々し...
「家賃を半年も滞納して連絡もつかない。もう鍵を交換して、荷物を捨ててしまえ!」 「夜逃げ同然の悪徳テナントに、情けをかける必要なんてないだろう?」 ビルのオーナー様や管理会社様にとって、居座り続ける滞納テナントは頭の痛い問題です。 実力行使で追い出したくなる気持ちは痛いほど分かりますが、その行為は法律上、「自力救済(じ...
査察が終わった――それは、緊張の連続だった現場対応がようやく一段落した瞬間かもしれません。 けれど、そこで本当に終わったわけではありません。 むしろ、そこから先に「もうひとつの分岐点」が待っています。 それが、「告発されるかどうか」の判断です。 これは、調査の結果をもとに国税側がまとめた資料を、検察と協議し、告発に値す...
債権回収の基本ルールとして、「お金がないところからは取れない」「破産者からは期待しない」というのが大前提です。 つまり、相手が支払い能力を完全に失っている場合、どんな手を尽くしても回収は難しく、法的手続きを踏んでも得られるものはほとんどありません。 また、「詐欺行為」と「詐欺“的”行為」は大きく異なります。 「詐欺行為...
企業内部において創出された価値(商品・製品・サービス)の実現(カネに変える)に向けた活動(営業活動)において、商品・製品やサービスを、カネと瞬時に交換するタイプの取引(現金取引やこれに近い取引が多い、BtoC取引)では、課題や論点が発生しません。 ところが、商品・製品やサービスが即座にカネと交換されるわけではなく、「信...
借金は「必ず返さなければいけない」ものなのでしょうか? この点、債務者側に立って、債務者側の弁護活動として、事件の構築を考えてみたいと思います。 ローン返済や貸金返済ができず悩んでいる大半の債務者は、多額のローン返済を抱えて月々の支払いが負担なとき、「払わなければならない。だけど、今後は払えそうにない。万一の場合どうな...
1 集合債権譲渡担保 譲渡担保とは、債権者が債権担保の目的で、所有権等の財産権を、形式上、債務者から譲り受け、被担保債権の弁済をもってその権利を返還するという方法をとる担保の一種ですが、そのうち、債務者が取引先に対し有する複数の売掛金債権(将来、発生する売掛金債権も含みます)等の金銭債権をまとめて担保にとる方法を、特に...
ソフトな債権回収方法としての、代理受領ですが、これは、債務者の売掛先(第三債務者)に対する売掛債権の弁済受領権限(取立委任)を取得し、この権限(取立委任の権限)に基づき債権者が債務者の代理として売掛債権の支払を受け、当該代金から債権者の未払債務を清算するという方法です。 特に、債権譲渡禁止特約が付いていて債権譲渡が困難...
相殺は、最もスマートな債権回収方法といわれます。 執拗に担保を要求したり、強硬で手間のかかる回収をするよりも、債務者から物を買ったリサービスの提供を受け、支払を延ばしてもらい、いざ信用不安が生じたら、反対債務を以て、即座に相殺をして回収してしまう、という非常に賢い方法です。 次のように相殺を利用した“ウルトラC”ともい...