00250_M&Aのセルサイドにとって理想の契約書設計戦略:あえて契約書をサイズダウンした方がいいケース

どのような取引のどのような立場であっても、事細かな取り決めを定めた分厚い契約書があったほうがいい、というものではありません。 例えば「M&Aのセルサイド(売り手側)」にとっては、きっちりとした契約書は百害あって一利なしです。 セルサイドにとって最も有利な法的立場は、「現状有姿で、売り逃げる」ことに尽きます。 M&Aの契...

00225_企業法務ケーススタディ(No.0180):質権実行で企業を乗っ取れ!

相談者プロフィール:株式会社ユナイテッド・マーケット 社長 沓川 慎二(くつかわ しんじ、24歳) 相談内容: お、先生、元気にやっとるやんかー。俺も一応元気にやっとるよ。と、思うやんかー?実際はそうでもないんやけど。ちょっとね、大切な取引相手にいやらしい人間が配置されて、冷遇されてるような気もしないでもない...

00224_企業法務ケーススタディ(No.0179):事業承継税制の旨み

相談者プロフィール: 株式会社道井(ミチイ)銀行 人事部 人事課長 汲川 道博(くみかわ みちひろ、43歳) 相談内容: 先生、ご無沙汰! うちの実家、田舎では結構な規模の印刷会社やってるじゃない。このデジタル化全盛の時代でも、田舎だとやっぱり紙媒体の威力ってまだあるみたいで、利益も伸びてるんだ。でも、そろそ...

00159_企業法務ケーススタディ(No.0114):TOBの抜け穴

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール: 亀山物産株式会社 代表取締役 深山 雅晴(ふかやま まさはる、41歳) 相談内容: 先生、日本の夜明けはまだまだですが、今年もよろしくお願いします。さて、わが亀山物産は、社運を懸けて、友人の...

00150_企業法務ケーススタディ(No.0105):会社分割の妙味と注意点

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール: 蚊刺(カサス)・プロダクション株式会社 人事・総務担当取締役 蚊刺 英一郎(かさす えいいちろう、50歳) 相談内容: 先生、うちのプロダクションは、これまで「制作すれば必ず視聴率が取れ、絶...

00148_企業法務ケーススタディ(No.0103):自己株式取得のウルトラC

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール: 合綿(ゴウメン)紡績株式会社 代表取締役 浜田 裕二(はまだ ゆうじ、68歳) 相談内容: 先般、中田ハウス商事が仕掛けてきた敵対的TOB騒動では、大変お世話になりました。まさに「万事休す」...

00088_企業法務ケーススタディ(No.0042):事業承継の極意!

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール: 株式会社菊王ラーメン 社長 林 菊雄(はやし きくお、69歳) 相談内容: 先生、正直、もう疲れましたよ。創業以来、40年、この菊王ラーメンの看板を背負って最前線でやってきましたが、もう限界...