00882_イスラム圏を対象法域とする国際法務実践上の課題と対応の基本
中東等のイスラム諸国では、イスラム教という信条、理念に基づいて制定されたイスラム法の理解、また、イスラム圏特有のイスラム金融やスクークと呼ばれるイスラム債券の理解が必要不可欠となります。 中東特有の政治リスク(政情不安、政府による強権発動等)にも対応しなければなりません。 著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人...
中東等のイスラム諸国では、イスラム教という信条、理念に基づいて制定されたイスラム法の理解、また、イスラム圏特有のイスラム金融やスクークと呼ばれるイスラム債券の理解が必要不可欠となります。 中東特有の政治リスク(政情不安、政府による強権発動等)にも対応しなければなりません。 著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人...
近年、中国における経済環境、法令環境は目まぐるしく変化しています。 そして、日本企業が、中国企業と提携したり、中国市場に直接乗り込み製品やサービスを提供したり、その他中国企業への投資を行ったり、といった活発な国際取引を開始しています。 このような中国に関係する国際取引を実施する場合には、中国契約法をはじめ、知的財産法、...
日本国内では、低迷する経済状況と、少子高齢化を原因とする内需の縮小により企業の成長が鈍化してきています。 他方、近隣のアジア諸国をみると、10億人超の市場を持つといわれる中国には世界中から投資マネーや工業用資材が流入していますし、韓国製家電の世界進出や、シンガポールや香港の証券取引所の発展等、どの国も目覚ましく成長を続...
M&Aという業務課題は、「正解とやり方がわかっていて、経験さえあれば誰がやっても同じ結果が期待できる、陳腐なルーティン」ではなく、「正解がなく、定石も不明で、誰も経験がない、未知のプロジェクト」というべきものです。 買うべきか買うのを避けたほうがいいのか、買うにしてもいくらで買うべきか、目の前の企業の適正価格はいくらか...
M&Aの成功のためには、 1 「現実的な投資回収シナリオが機能する適正な買収予算」と「予算内の買収を実現するためのハードな交渉」、2 PMI(ポストマージャーインテグレーション。M&A後の統合実務)による円滑な経営統合作業、3 全体的な戦略の合理性、 のすべてが必要です。 しかし、これらはいずれも日本企業の“不得意中の...
M&Aの成功のためには、 1 「現実的な投資回収シナリオが機能する適正な買収予算」と「予算内の買収を実現するためのハードな交渉」2 PMI(ポストマージャーインテグレーション。M&A後の統合実務)による円滑な経営統合作業3 全体的な戦略の合理性 のすべてが必要です。 しかし、これらはいずれも日本企業の“不得意中の不得意...
企業がM&A話をもちかけられている場合、高値づかみして大損しないか、警戒する必要があります。 M&A(合併・買収)が、失敗例が相当数あることはあまり知られていません。 正確な調査をしたわけではありませんが、私の感覚では「M&Aの失敗例は、芸能人の離婚率とだいたい同じ比率なのではないか(おそらく90%近くが失敗)」と思い...
企業は、そこらへんの市場に「日用品」として転がっているわけではなく、経営者が丹精込めて作り上げ、育て上げた、「究極の一品モノ」です。 当然ながら、手放す方は、愛着がありますし、ちょっとやそっとでは手放してくれません。 絵画や彫刻などの美術品なら、持っているだけで、たいしたメンテナンスをしなくても傷んだり、減価したりしま...
破綻間近の企業が無理をして行うプロジェクトで、経験値の無さがわざわいし、ほぼすべて、無残に失敗し、かえって死期を早める結果になるものといえば、M&Aです。 「営業不振で頭を抱え、起死回生を狙うが、どうも妙案が浮かばない、だけど、海外行くのもリスクだし、最後に残ったカネを使って、ミラクルな一手で、華麗な復活を遂げ...
皆さん、お手洗いに行ったら、必ず、拭くべきところを拭き、流すべきものを流し、手を洗い、身だしなみを整えてからお手洗いから出てこられると思います。 たとえ、用足しの途中に、重要な電話がスマホにかかってきて、一時中断となったとしても、この手続を省略して、何も体裁をほどこさずに、電話をしながらお手洗いを出て、歩きながら電話を...