00733_労務マネジメントにおける企業法務の課題2:どんな人間を選んで採用しようとするのか(採用する側と採用される側・学生側のイメージギャップ)
「従業員を採用するということは、約3億2000万円の買い物をするのと、同じである」ということがいえますが、買い物と同様、採用も、「安くていい買い物ができる」こともあれば、「使えない物を高値掴みさせられる」ということもあります。 では、「企業として、どんな人間を採用することが発展につながる」とえるのでしょうか? 成長を続...
「従業員を採用するということは、約3億2000万円の買い物をするのと、同じである」ということがいえますが、買い物と同様、採用も、「安くていい買い物ができる」こともあれば、「使えない物を高値掴みさせられる」ということもあります。 では、「企業として、どんな人間を採用することが発展につながる」とえるのでしょうか? 成長を続...
職場で使用しているパソコンが壊れてしまい、起動すらできない状態となり、修理センターに持ち込んでも、「修理不可能」と言われた場合、皆さんはどうなさいますか? 壊れて使い物にならないパソコンを後生大事に保管しておくでしょうか? こういう場合、たいていの企業はパソコンをさっさと廃棄処分にするはずです。 では、次に、企業に勤...
法令や定款や規則が定められ、これらのルールが遵守されるようコンプライアンス教育や研修が実施され、ルールの意味と遵守の価値と意義、さらにはルール違反をした場合の制裁措置も含めて、役職員全員きっちり理解しました。 にもかかわらず、内部監査や内部通報を通じて、ルール違反が検知され、不祥事が発覚し、適切な調査の上、違反に対する...
内部統制あるいはコンプライアンスを進めるために行うべき具体的タスクをみてみます。 内部統制あるいはコンプライアンスを進める上での具体的タスクとしては、1 教育・研修、2 違反の検知、3 違反の調査、4 違反者に対する制裁、5 再発防止策の策定・運用、という各タスクが想定されます。 そして、「5 再発防止策の策定・運用開...
内部統制と似たもので、コンプライアンス(法令遵守)という経営課題もあります。 ざっくりいいますと、内部統制もコンプライアンスもほぼ同じ概念なり経営課題として考えていただいて差し支えありません。 内部統制が「企業の方針」と「企業の実際のオペレーション」の整合性を確保する活動とすると、コンプライアンスは「各種法令」と「企業...
内部統制システムとは、「企業経営を行う上で、絶対根絶不能で、不可避的・恒常的に発生する法令違反リスク」に効果的に対処し、「大事を小事に、小事を無事に」するためのマネジメントプログラムと定義されます。 このシステムを構築・運用するプロジェクトについて、適切に前提環境認識や稼働上の相場観が形成され、リスクや課題も正しく抽出...
人は法を守れません。 組織も法を守れません。 そして、企業が普通に活動しているだけで、常に法を犯してしまう可能性があり、この可能性は絶対なくなりません。 他方で、法令に違反するための予防活動は必要です。 法令違反を予防するための活動としては、「絶無を目指す、根絶をゴールにする」などという幼稚で愚劣で非現実的な幻想を目指...
A説:コンプライアンス=法令遵守+倫理的要請の遵守 B説:コンプライアンス=法令遵守のみ。倫理的要請の遵守は、別途の問題として議論すべき、リーガルマターとしてのコンプライアンスの議論と混同すべきではない。 A説の問題点:A説は往々にして、法務活動のサボタージュのための弁解として使われる。すなわち、コンプラという実体なき...
国家運営システム 株式会社運営システム 国民 株主 国会 株主総会 内閣 取締役会 内閣総理大臣 代表取締役 裁判所 監査役 著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所 【本記事をご覧になり、著者・所属法人にご興味をお持ちいただいた方へのメッセージ】✓当サイトをご訪問いただいた企業関係者の皆様へ...
「法律上、契約の成立に契約書が不要である」といいながら、他方で、取引社会では、せっせと契約書を作ります。 スピードと効率が極限にまで尊重されるビジネス世界で、なぜ、このように、あってもなくてもいい「契約書」にこだわり、一生懸命作り続けるのはなぜなのでしょうか? 契約書は、契約を成立させるために絶対、不可欠の条件ではあり...