01506_どの会社も、予告や告知をせず、ある日突然、いきなり倒産するのはなぜか
倒産を計画する会社は「わが社は1月後に倒産します」などというようなことを発表しません。 こんなことをすれば、腐肉に殺到するハイエナのように債権者たちがおそいかかり、まともな管理ができなくなるからです。 むしろ、倒産を考える会社は、倒産を発表する前日まで、「ピンピンした健康体」であるかのように装います。 また、倒産を計画...
倒産を計画する会社は「わが社は1月後に倒産します」などというようなことを発表しません。 こんなことをすれば、腐肉に殺到するハイエナのように債権者たちがおそいかかり、まともな管理ができなくなるからです。 むしろ、倒産を考える会社は、倒産を発表する前日まで、「ピンピンした健康体」であるかのように装います。 また、倒産を計画...
「ゴーイング・コンサーン」という言葉を聞かれた方がいらっしゃると思います。 これは、企業会計上の用語で「企業が将来に渡って無期限に事業を継続する」との理論的前提をいいます。 要するに、「企業は永遠の生命をもち、決して廃業や解散・清算などをしないんだ」という理屈です。 また、ゴーイング・コンサーンは「企業は永遠に継続する...
倒産する会社には何らかの共通する特徴が存在します。 弁護士や経営コンサルタント、その他「会社の中枢と直接コンタクトを持ち、倒産に関わった経験を一定量有する専門家」が見ると、いかに経営陣が糊塗隠蔽しようが、「この会社はヤバイな」という兆しのようなものが見えるのです。 著者の経験したケースを申し上げます。 ある会社は、見た...
倒産を考えている企業や、倒産状態になってしまった企業は、「倒産しそうだ」「来月にはヤバイ」「倒産の準備をしている」「手形が落ちそうにない」などと予定を公表することはしません。 こんなことをしたら、ほぼ全ての債権者がハイエナのように押し寄せて、却って大混乱にな ってしまうからです。 したがいまして、企業が倒産する場合、債...
今から20年とか30年前。 元号が昭和だった時代。 企業というのは、滅多に倒産しないものでした。 昭和時代、「学校を出て就職した企業が定年退職するまでに倒産してなくなる」などということは滅多に耳にすることはありませんでした。 決して潰れることのない企業に就職した我々のオトーサンたちは、「終身雇用」という、現在で は死語...
「法人」という概念は、よく聞く言葉ですが、実はまったく理解できない法律概念の1つと思われますので、法人制度について解説します。 法人の対義語は、自然人です。 生身の人間です。 法人とは、「法」律によって特別に人扱いしてあげる、バーチャル「人」間のことを指します。 たとえると、アイドルグループとかプロスポーツチームとか野...
本ケーススタディーは、事例及び解説の概要・骨子に限定して要約・再構成したものです。詳細をご覧になりたい方は、「会社法務A2Z」誌 2020年3月号(2月25日発売号)に掲載されました連載ケース・スタディー「鐵丸先生の 生兵法務(なまびょうほうむ)は大怪我のもと!」百三十二の巻(第132回)「倒産危機! 救いの手は助け舟...
本ケーススタディーは、事例及び解説の概要・骨子に限定して要約・再構成したものです。詳細をご覧になりたい方は、「会社法務A2Z」誌 2017年9月号(8月25日発売号)に掲載されました連載ケース・スタディー「鐵丸先生の 生兵法務(なまびょうほうむ)は大怪我のもと!」百二の巻(第102回)「共有持分取引の闇!?」をご覧くだ...
本ケーススタディーは、事例及び解説の概要・骨子に限定して要約・再構成したものです。詳細をご覧になりたい方は、「会社法務A2Z」誌 2017年4月号(3月25日発売号)に掲載されました連載ケース・スタディー「鐵丸先生の 生兵法務(なまびょうほうむ)は大怪我のもと!」九十七の巻(第97回)「信用供与は慎重にすべし!」をご覧...
本ケーススタディーは、事例及び解説の概要・骨子に限定して要約・再構成したものです。詳細をご覧になりたい方は、「会社法務A2Z」誌 2016年11月号(10月25日発売号)に掲載されました連載ケース・スタディー「鐵丸先生の 生兵法務(なまびょうほうむ)は大怪我のもと!」九十二の巻(第92回)「任せる際には、トコトン相手を...