00631_ビジネス弁護士の企業法務スキルレベル測定基準

弁護士は、各種難易度の高い各種試験(司法試験予備試験、司法試験、考試<司法修習修了認定のための、いわゆる二回試験>)や教育(法科大学院)や研修(最高裁司法研修所での司法修習)を経由した上で法律専門家としての国家資格を付与されており、高い法律実務の見識とスキルを有しています。 しかしながら、弁護士資格を得るまでに習得すべ...

00630_法務担当者のスキルレベル測定基準

法務の各スキルアイテムについては、担当者それぞれについて有意な偏差(ばらつき)があり、担当者自身としても、採用・任用責任者としても、運用・指揮命令責任者(室長、部長、最高法務責任者あるいは経営者)としても、その高低を測定し把握しておくべきと考えられます。 モデル的なもので、完全なものではないのですが、各スキルアイテムに...

00622_企業法務ケーススタディ(No.0213):環境規制違反の疑いが発生!製造現場の声をうのみにするな!

本ケーススタディの詳細は、日経BizGate誌上に連載しました 経営トップのための”法律オンチ”脱却講座 シリーズのケース20:環境規制違反の疑いが発生!製造現場の声をうのみにするな!をご覧ください。 相談者プロフィール:株式会社なんでも完成団 代表取締役 一坂 浩二(いちざか こうじ、75歳)...

00616_企業法務ケーススタディ(No.0207):取締役なら、テキトーにクビを切ってもノープロブレム!?

本ケーススタディの詳細は、日経BizGate誌上に連載しました 経営トップのための”法律オンチ”脱却講座 シリーズのケース14:取締役なら、テキトーにクビを切ってもノープロブレム!?をご覧ください。 相談者プロフィール:株式会社ススキノ探偵事務所 代表取締役社長 大泉 汁(おおいずみ じゅう、4...

00614_企業法務ケーススタディ(No.0205):ヤバイ情報は聞かなかったことにして乗り切れ!?

本ケーススタディの詳細は、日経BizGate誌上に連載しました 経営トップのための”法律オンチ”脱却講座 シリーズのケース12:ヤバイ情報は聞かなかったことにして乗り切れ!?をご覧ください。 相談者プロフィール:河内(かわち)食品株式会社 取締役 仁柿 隆(にがき たかし、44歳) 相談概要:会...

00611_法務組織の職制設計と所掌分担設計

法務組織の職制(経営管理における指揮命令を実施する観点から、位階的に整理された組織秩序)設計と、各職制が所掌するタスクの内容設計ですが、1つの試案として、以下のようなモデルが考えられます。 1 最高法務責任者、法務担当役員 (内製・外注、有事対応コストや解決金を含めた)法務全体予算策定法務全体予算管理(訴訟提起の是非、...

00610_企業安全保障サービスとしての法務活動の内容設計と調達方法

企業安全保障サービスとしての「法務活動」について、どのような範囲・内実とし、どのような提供組織に担わせるか(内製化するか外注化するか)は、一つの政策判断であり、絶対的な正解があるものではありません。 前提として、そもそも、企業が主体的に制御する「法務活動=安全保障活動」全体をどう捉えるか(あるいは、何をギブアップするか...

00609_法務予算の分類

法務予算(安全保障対策予算)の分類としては、マネジメントの観点から、まず、定常的(経常的、平時)支出費用か、非定常的(特別、有事)支出費用か、という分け方が意識されるべきです。 会計上も、前者は、いわゆる販管費(販売費及び一般管理費)の中の一般管理費として認識・計上されると思われますが、他方、後者は、訴訟損失引当金とし...

00608_法務予算設計の考え方

法務予算ですが、これは、一義的に決まるわけではなく、企業の「安全保障ニーズの感受性」と「懐具合」で、企業毎に適当に決めればいい、としか言いようがありません。 とはいえ、考え方やロジックやヒントのようなものも必要がありますので、いくつかご紹介申し上げます。 1 リスク値 リスク値という考え方があるようです。 これは、主に...

00606_中小零細企業の「法務」体制設計

法務部といっても、会社法で設置を強制されているわけでもなく、なけりゃ法令違反という類いのものでもありません。 それぞれの企業が、企業毎の事情と懐具合で決めて差し支えないものです。 安全保障体制として、バチカンあるいはモナコのような、「傭兵を活用したお手軽で低コスト」な安全保障体制を選択するあり方もあり得ます。  すなわ...