00147_企業法務ケーススタディ(No.0102):個人株主叛乱のリスク

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール: ダンディ株式会社 社長 伊達 ひろし(だて ひろし、60歳) 相談内容: 先生もご存知のとおり、もともと薬品卸の当社は、10年前、男性用化粧品「ダンディクリーム」の販売で一世を風靡し、5年前...

00111_企業法務ケーススタディ(No.0065):業務委託契約相手のすり変わりにご用心

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール: 京阪神電鉄株式会社ホテル 事業部担当取締役 渡辺 亜斗夢(わたなべ あとむ、39歳) 相談内容: 昨今の景気低迷の影響もあり、ウチのようなぱっとしない電鉄系ホテルグループは、生き残るのが大変...

00104_企業法務ケーススタディ(No.0058):ジョイントベンチャー話に踊らされるな!

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール:ウキウキ・ホリディー株式会社 春名 亜矢(はるな あや、32歳) 相談内容:  イェーイ、今度、ズバっと、海外進出しちゃうよ~。ウチの会社も今までは、コテコテの大阪ローカルの旅行代理店やったけ...

00102_企業法務ケーススタディ(No.0056):ウマいMBO話に惑わされるな!

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール: 株式会社オーケーレストラン 大橋 清(おおはし きよし、74歳) 相談内容: 当社は、株式公開してもう20年になりますが、株式公開当時は、バブル真っ盛りで、公開のお陰で大卒の優秀な従業員も来...

00079_企業法務ケーススタディ(No.0033):買収防衛策としてのチェンジ・オブ・コントロール条項

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール: 株式会社加藤茶業 社長 加藤 英幸(かとう ひでゆき、64歳) 相談内容: 当社は、有機栽培で有名な高木茶園と古くからお付き合いがあるほか、苦みと甘味を醸しだす製法は志村工業の特許の独占許諾...

00077_企業法務ケーススタディ(No.0031):M&A取引における売り手側は契約書を作るな

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール: 株式会社五十田珈琲 社長 五十田 紀里(いそだ きり、27歳) 相談内容: 先生、聞いてください、ようやく、会社売却のめどが立ったんです。これで私もやっと好きな演劇の世界に戻れます。先生もご...

00046_企業法務ケーススタディ(No.0012):はじめてのM&A、どうやって進めるべきか?

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール: 株式会社京葉土建 会長 浜田 幸二(はまだ こうじ、78歳) 相談内容:ウチの会社は千葉ではまだいい客先つかんで、いまだに売上は伸びている。いい土地も相当押さえているんで、含み資産も山ほどある。でもよ...

00017_社運を賭けた大型提携契約交渉を行う場合に、事前に締結すべき契約書の内容

社運を賭け、大規模な資源投入を前提に行う大型提携交渉を行う場合、相手が途中で翻意して、いきなり破談にされると、企業としては、当然ながら、体面のみならず、大きな経済的損害を蒙ります。 「そんなことは起こるはずがない」「あり得ない仮想事例」と思われがちですが、実際、2004年に、UFJ信託銀行を含むUFJグループが、当時交...

00015_企業法務ケーススタディ(No.0001):提携交渉中に交渉相手が突然態度を豹変し、一方的に破談を申し渡された

企業から、顧問弁護士に対して、以下のような法律相談が持ち込まれた場合の助言方針を検討してみます。 相談者プロフィール:ナニワ信託銀行 取締役 梅田 虎男(うめだ とらお、58歳) 相談内容:先生、ちょっと聞いとくれやす。わてらナニワ信託銀行は、業界大手の東海信託銀行さんと「業務提携しまひょか」ゆうことになりましてな、先...