01637_法律相談の技法3_初回法律相談実施までの具体的手順(1)_法律相談申込の受付(あるいは拒否)
法律相談の申込を受けた場合、この申込を受付けるか、拒否する(門前払いする)か、という課題が生じます。 医師の場合、応召義務(あるいは応招義務)、すなわち、「医師・歯科医師の職にある者が診療行為を求められたときに、正当な理由が無い限りこれを拒んではならない」とする医師法及び歯科医師法で定められた義務がありますが、弁護士に...
法律相談の申込を受けた場合、この申込を受付けるか、拒否する(門前払いする)か、という課題が生じます。 医師の場合、応召義務(あるいは応招義務)、すなわち、「医師・歯科医師の職にある者が診療行為を求められたときに、正当な理由が無い限りこれを拒んではならない」とする医師法及び歯科医師法で定められた義務がありますが、弁護士に...
初回法律相談を行うに際して、ゴールをきちんと把握しておく必要があります。 何事も、ゴールが明確かつ具体的に設定され、そこから逆算して業務を設計し運営しないと、時間と労力と費用の無駄が生じるからです。 初回法律相談のゴールは、(相談対応をする弁護士の啓蒙・教化・誘導によって) 1 相談者が、 「状況の俯瞰・客観視もできず...
1 前提 まず、相談者が何やらサポートメッセージを言語として発していてもこれを素直に受け付けるべきではありません。法律や事件対処の素人である顧客・相談者が、正しい理解と認識の下、正しいことを要求しているとは限りません。相談者(素人)が言語として発しているメッセージが、正しいものなのか、それとも正しくないもの(間違ったも...
海外進出に成功するためには、「全ての責任と権限をもち、事態対処のための完全な自由裁量を有する、強烈な士気とインセンティブが与えられたリーダー」が、戦略の修正、ゲーム・チェンジ、マイルストンの組み換え、ときには、目標の変更すら適時・瞬時に行うことを休む間もなく継続することが最低限必要で、これらが出来て、ようやく「戦いの体...
中小企業においては「功成り名を遂げた創業経営者が、老体に鞭打って、現地に乗り込み、環境・言語・文化・商売慣行といった数多くのハンデをすべて呑み込み、文字通り“死ぬ気”で、もう1回、『創業というミラクル』を成し遂げる」ということくらいしか、海外進出に成功することは想定できません。 これは、別に、私が思いつきで適当に言って...
「企業が海外進出に成功するための条件」としては、「植民地時代の欧米列強資本家のような“エゲツナイ目的”を、しびれるくらい、リアルに、明確に、理解したリーダー」によって、「圧倒的な士気とこの士気を支える鼻血が出るほど魅力的なインセンティブ」を前提に、徹底的に、情け容赦なく、メリットを活かす活動を行うことが必要です。 こう...
ビジネスの目的が客観性と合理性を維持しているかどうかを検証するテストとして「SMART基準」によるチェックというものが存在します。 「アジア進出に成功する企業においては、徹底した現実的で合理的な観点で、植民地時代の欧米列強諸国の企業の進出とほぼ近似するようなマインドとビヘイビア」で怜悧さをもっています。 具体的に、アジ...
日本のドメスティックな企業が敢行する「海外進出」事業について、その目的の妥当性・合理性を評価検証してみます。 ここで、最近のトレンドを踏まえて、「中国やその他アジア各国に進出する」というケースを分析してみましょう。 まず、そもそも、なぜ、中国やその他アジア各国に進出するのでしょうか? その経済的意味はどこにあるのでしょ...
そもそも、ビジネスの目的設定は 1 カネを増やす2 出て行くカネを減らす3 時間を節約する4 手間・労力を節約する のいずれかに収斂させ、かつ合理的な目的設計を行うべきであり、そうでないと時間と労力とコストを散々浪費した挙句、無残に失敗し、結果、企業そのものを危険な状況に陥らせます。 では、ビジネスの目的自体が、前記の...
中国進出をやらかして失敗するような中堅中小企業の経営者は、「目的が未整理で、頭脳が混乱した状態」で経営判断しているから、ということが原因で愚かなことを仕出かし、悲惨な状況に陥るのだと考えられます。 営利を追求することをメインミッションとする組織である企業の目的設定・経営判断の方向性としては、 1 カネを増やす2 出て行...