01868_予防法務_ビジネスにおける情報発信

ビジネスにおける情報発信は、「言いたいことを言う」から、発信するのではありません。 ベネフィットがあるから、あるいはリスクやダメージを避けるために、発信します。 そのためには、まず、状況を認知し、状況を評価し、展開予測を考え、目的を設定し、課題を発見し、課題を克服するための手段をいくつか創出し、手段それぞれの功利分析を...

01867_ 法務相談の費用

弁護士は、日常的に、 「事件」という言葉を使いますが、それは、「案件・プロジェクト・弁護士業務」と同義です。 「法律相談」とは、弁護士が、事件として対応する必要があるかないかを見極め、対応する必要が有る場合に、その成否蓋然性と動員予算(見積もり)を推定して、提示するのが目的です。 ですから、相談者が法律相談に1回行った...

01866_顧問契約とは

かかりつけ医をもつようなイメージです。 今後、法律相談ないし各種ビジネスや社会経済生活上の課題や不安が生じた場合に、問題解決に至るまでの時間とコストが節約でき、また、いざというときには、課題対処を支援してくれる用心棒がいてくれる安心感を提供するものです。 顧問契約の有無による対応の差を説明すると、よりわかりやすいでしょ...

01864_法律相談後に入手した書類を弁護士に渡す方法

弁護士相談を経たクライアントが、必要な書類を準備しなければならない場面があります。 書類によっては、弁護士が代理で取得することが可能なものもありますが、時間とカネという資源をできるだけ小さく・低く抑えたいのであれば、クライアント自身がそろえた方がいいでしょう。 さて、その書類ですが、一般的には、すでに手元にあってすぐに...

01847_予防法務の大切さ_弁護士による現状総括DD

プロジェクト責任者が、企業トップに対し、 「現在の状況については結果的にはそこまで悪い状況ではないと考えていますが・・・」などと前置きしながら報告をする場合、 たいていは、状況は悪化しています。 企業トップが、不快な状況を変えるための「現状総括DD」を依頼した場合、弁護士は、次のように認知・俯瞰・評価・解釈をすすめてい...

01843_交渉の基本のき

相手をこちらの提案に妥協させるためには、武器が必要です。 武器でもって、相手の急所を押さえてはじめて、交渉が可能となります。 これは、裁判官に対しても同様の思考と発想で事態対処計画を練ります。 要するに、こちらの言い分を相手に聞かせるためには、どういう力の行使が可能か、ということです。 1 相手の急所とは何か 2 相手...

01842_予防法務_経営戦略

予防法務について弁護士に相談するには、以下の経営戦略を調査・分析することが前提となります。 1 環境分析として、マーケットの実像や顧客の姿2 企業がつくるモノあるいはサービスは、プロダクト・アウトなのか、マーケット・インなのか3 顧客の具体像を、欲求、現実、価値という3つのファクターで明らかにする4 ゴールデザイン こ...

00003_「企業法務」の具体的内容>予防対策フェーズ(フェーズ3)>予防法務その2・コンプライアンス法務(内部統制システム構築・運用法務。企業の法令違反行為に起因する不祥事予防のための法務活動)(フェーズ3B)

法務活動の中で、現代型企業法務の中核である予防法務、すなわち、トラブル予防のための法務活動が挙げられます。 予防法務は、契約事故・企業間紛争を防ぐための予防活動(契約法務)と、法令違反を防ぐための予防活動(コンプライアンス法務)とに分類されますが、後者、すなわち、内部統制システムを構築・運用し、法令違反を防ぐための予防...