00733_労務マネジメントにおける企業法務の課題2:どんな人間を選んで採用しようとするのか(採用する側と採用される側・学生側のイメージギャップ)
「従業員を採用するということは、約3億2000万円の買い物をするのと、同じである」ということがいえますが、買い物と同様、採用も、「安くていい買い物ができる」こともあれば、「使えない物を高値掴みさせられる」ということもあります。 では、「企業として、どんな人間を採用することが発展につながる」とえるのでしょうか? 成長を続...
「従業員を採用するということは、約3億2000万円の買い物をするのと、同じである」ということがいえますが、買い物と同様、採用も、「安くていい買い物ができる」こともあれば、「使えない物を高値掴みさせられる」ということもあります。 では、「企業として、どんな人間を採用することが発展につながる」とえるのでしょうか? 成長を続...
職場で使用しているパソコンが壊れてしまい、起動すらできない状態となり、修理センターに持ち込んでも、「修理不可能」と言われた場合、皆さんはどうなさいますか? 壊れて使い物にならないパソコンを後生大事に保管しておくでしょうか? こういう場合、たいていの企業はパソコンをさっさと廃棄処分にするはずです。 では、次に、企業に勤...
契約書調印の際、契約書が何ページにも渡る場合に、「途中のページを差し替え、入れ替えさせて内容を変更する」という違法・不当な改ざんを防止する必要が生じることがあります。 そういう場合に、上記のような改ざんを防止する方法として、契印や袋綴押印という手法があります。 まず、契印ですが、2枚以上にわたる契約書や法律文書を、1つ...
契約当事者が、実は存在しなかった、架空だった、別人だった、というのは、何かのドラマや事件のような話ですが、取引実務でも普通に起こり得るトラブルです。 もちろん、誰もが知る上場企業で、社長も著名人で、という場合に、契約当事者が違っていた、なんてことは、そっくりさんや、プロのモノマネ芸人でも使った、オーシャンズ11ばりに手...
法的な観点で契約事故・企業間紛争を防ぐ合意内容としては適正であっても、当該契約締結の結果、会計上、税務上の不都合が生じる場合があります。 例えば、物品販売の場合、委託方式か買取方式かによって売り主・買主のどちらが在庫を負担するかが変わってきますし、資産譲渡の価格の決定如何によっては税務上低額譲渡等と認定され、思わぬ...
法務スタッフが他部門(依頼部門)から契約書のチェックを求められる場合がありますし、また、弁護士も顧問先企業法務部から「この契約書をチェックしてください」と要請される場合があります。 この「契約をチェックしてくれ」という依頼の趣旨は、一般に以下のような要請と考えられます。 1 代読の要請としての「契約書のチェック」 この...
契約書に貼付する印紙について述べます。 原則として、契約書には印紙税額一覧表に記載されたとおりの印紙を貼ることが義務づけられております。 「印紙税が賦課されるかどうか」「賦課されるとしてどのくらい賦課されるか」については、契約書の標題や名称ではなく、契約の具体的内容によって判定されます。 適正な収入印紙を貼付しておらず...
ところで、「どのような取引のどのような立場であっても、事細かな取り決めを定めた分厚い契約書があったほうが安全だ」というものではありません。 たとえば、「M&Aのセルサイド(売り手側)」にとっては、きっちりとした契約書は百害あって一利なしです。 すなわち、M&Aのセルサイド(売り手側)にとって最も有利な法的立場は、「現状...
契約書というと、甲とか乙とか古めかしい言葉がいきなり出てきて、全体的に漢字や文語調の言い回しが多く、高度で専門的な言語能力がないと作成できないのではないか、という印象がお持ちの方も少なくないと思います。 ですが、結論を言いますと、契約書のつくり方や言い回しには特段の決まりがあるわけではありません。 強いて言えば、「約束...
取引の交渉がまとまった、という段階において、改めて、当該交渉によってまとまったとされる「約束内容」の具体的内容を確認・明確化するとともに、その内容の合目的性や経済合理性等を精査しなければなりません。 そうでないと、できあがった契約書が、狂った契約書、馬鹿げた契約書、不利な契約書、何の目的かはっきりしない契約書、意味が不...