01695_🔰企業法務ベーシック🔰/企業法務超入門(企業法務ビギナー・ビジネスマン向けリテラシー)6_法が非常識であり、法と倫理は別物であること(後)
2 「法」の世界~客観的ルールが整備され、自由が保障された世界~(承前) 適正手続の保障を定めた憲法31条「何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。」についてみてみましょう。 この条文は、カタギの方にはほとんど縁がなく、「チエのある厄介者」が頻繁に使うもので...
2 「法」の世界~客観的ルールが整備され、自由が保障された世界~(承前) 適正手続の保障を定めた憲法31条「何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。」についてみてみましょう。 この条文は、カタギの方にはほとんど縁がなく、「チエのある厄介者」が頻繁に使うもので...
1 法は非常識である 言われてみれば当たり前のことですが、「法律」は、「道徳」や「常識」や「倫理」とは別物です。 ちょっとした違いどころか、まったく違う、まったくの別物です。 これは、「法律」の意味内容と、「道徳」や「常識」や「倫理」 がズレることを意味します。 さらにいえば、法律が「健全な道徳」に反する帰結をもたらし...
1 人の集合体ないし組織である企業は、すべての法を完全に遵守して企業活動を展開できるか 以上みてきたとおり、「人間は、生きている限り、法を犯さずにはいられない」ということは、歴史上証明された絶対普遍の真理だと考えられます。 この命題を前提としますと、次に、議論すべき課題が出来します。 すなわち、「人間は、生きている限り...
1 すべての法律が、「一義的な理論によって説明しうる絶対的・普遍的・ 科学的法則に基づくもの」といえるか? そもそも、法律自体、理論や科学で説明できるものではなく、合理的な装いをまとった宗教に近い、単なる価値の体系であり、わかりやすく、身も蓋もない極論でいってしまえば、偏見の集積であり、特定のイデオロギーに過ぎません。...
1 人間は人工知能やロボットではなく、本能をもつ「動物」の一種である 人間は、生きている限り、法を犯さずにはいられません。 これは、歴史上証明された事実です。 「人間が生きている限りどうしても法を守れない」「人間が生きている限りどうしても病気や怪我と無縁ではいられない」 こういう厳然たる事実があるからこそ、医者と弁護士...
1 善良で健全な企業組織において、「法務」や「コンプライアンス(法令遵守)」といった課題対処が意識されているのか 健全な良識も常識も持ち合わせているはずの普通の企業において、「法務」「法令遵守(コンプライアンス)」などという業務(お仕事)が必要になるのはどうしてなのでしょうか? 2 暴力集団や犯罪組織においては、組織防...
1 「仕事や人生や社会生活において本当に大切なこと」は本に書いていないし、学校でも教えてくれない 世の中、「身過ぎ世過ぎ」のために本当に大切なことほど本や新聞に書いていないし、テレビでも放送しない。 学校の先生や親も教えてくれない。 というか、「『身過ぎ世過ぎ』のために本当に大切なこと」を学校の先生やサラリーマンや専業...
1 法人間取引の法務マネジメント(独禁法対策) 0)序 法人間取引の法務マネジメント(独禁法対策)に関する基本知識・前提知識に不安がある方は、 を事前にご高覧下さい。 1 法人間取引の法務マネジメント(独禁法対策) 2 小売の法務マネジメント(消費者法対策) 0)序 小売の法務マネジメント(消費者法対策)に関する基本知...
0 序 知的財産マネジメントに関する法務(チエ〔情報、技術、ブランド〕のマネジメント)に関する基本知識・前提知識に不安がある方は、 を事前にご高覧下さい。 1 知的財産マネジメントに関する法務(チエ〔情報、技術、ブランド〕のマネジメント) 著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所 【...
0 序 ファイナンシャル・マネジメントに関する法務(カネのマネジメント)に関する基本知識・前提知識に不安がある方は、 を事前にご高覧下さい。 1 ファイナンシャル・マネジメントに関する法務(カネのマネジメント) 事業発展・拡大を目的として事業に関連して戦略的に投融資を行う場合(ストラテジック・インベストメント)と、財務...