00809_企業人としての業務スキル3:報連相(3)相談する

日常用語で相談というと、悩みがあったり、混乱してわからないことが発生した場合、親や先生に丹念に話を聞いてもらいつつ、解決案を出してもらう、というのが一般です。 しかしながら、ビジネスの「ホウレンソウ」における「相談」というのは、「夏休み子ども相談室」の相談のように「小学生の抱えた悩みをやさしく解決してくれる」という穏や...

00808_企業人としての業務スキル2:報連相(2)連絡する

仕事の基本である「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」の連絡についてです。 1 報告と連絡の違い 仕事において行うべき連絡についてですが、「連絡と報告の違いがわからない」などとよく言われます。 これは私なりの区別ですが、報告とは「過去に発生した事実や発生しつつある経過を、上司の指揮命令や報告義務に基づいて行うもの」であり...

00807_企業人としての業務スキル1:報連相(1)報告する

仕事を行う上では、「ホウレンソー」が大事だ、とよくいわれます。 報告・連絡・相談の頭の一文字をとって、報(ホウ)・連(レン)・相(ソー)というわけです。 1 報告の前提としての正確で客観的な状況認識 報告というと、「そんなの簡単。バカでもできんじゃん」とか言われそうですが、プロのビジネスマンとして行う「報告」は、フツー...

00804_文書内容管理としてのストーリー制御

法務文書には、事実立証能力が具備されていなければいけません。 法務文書は、「日本昔話型文書(内容デタラメ、体裁いい加減、5W2H欠如、肝心な要素が欠落した文書で、「昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんがいた」という日本昔話の出だしのような、何時のことか、何処のことか、氏名は何か、といった重要な要素がすべて欠落した...

00801_有事(存立危機事態)対処プロジェクトを遂行する上でのマインド・セット(心構え)とフィロソフィー(対処哲学)10:参考にしてはいけない考え方や対処

1 基本的な考え方学校の先生やサラリーマンや専業主婦の親の教えてくれた常識で推し量る。迷ったら、常識という「偏見のコレクション」で、憶測し、思い込み、たくましく想像する。 2 間違った状況認識偏見等によって認知がゆがんでしまい、自分のおかれた状況が理解認識できない。不愉快な現実を直視しない。特に、失敗の原因が自身にある...

00800_有事(存立危機事態)対処プロジェクトを遂行する上でのマインド・セット(心構え)とフィロソフィー(対処哲学)9:正しく結末を総括する(見極めを行う)

期限が来たら、あるいは見極めすべきタイミングとなったら、目的全部達成、一部達成、修正された目的達成、失敗・諦め・撤退という結末を総括すべきです。 撤退見極めをせず、ずるずる泥沼に引きずり込まれないようにすべきです。 どんなプロジェクトもそうですが、有事(存立危機事態)対処プロジェクトの場合も同様です。 ただ、あえて、引...

00799_有事(存立危機事態)対処プロジェクトを遂行する上でのマインド・セット(心構え)とフィロソフィー(対処哲学)8:正しい試行錯誤(ゲーム・チェンジ)をする

失敗や想定外が生じたら、マネージャーは、修正力を働かせ、修正提案を命令発令者に意見具申することが求められます。 意見具申はおろか、報連相すらなく、独断で勝手なことをするのは事態を悪化させるだけです。 そして、修正範囲は、命令の修正、課題の修正(再発見・詳細化・具体化)、目標の修正(再定義)等、あらゆる範囲に及びます。 ...

00798_有事(存立危機事態)対処プロジェクトを遂行する上でのマインド・セット(心構え)とフィロソフィー(対処哲学)7:受命したチーム(組織)の命令(指示)達成状況を確認する

何事も失敗や修正はつきものです。 人は怠惰の誘惑から逃れられません。 線表を策定し、線表に基づく達成状況の監視とペナルティーのシビアな運用等は必須です。 丸投げしたり、ブラックボックスを作ったままの遂行体制は、必ず失敗に繋がります。 著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所 【本記事をご覧にな...

00797_有事(存立危機事態)対処プロジェクトを遂行する上でのマインド・セット(心構え)とフィロソフィー(対処哲学)6:受命したチーム(組織)が命令(指示)を正しく実行するよう環境を整える

命令の実行において大切なのは、結果指向・目的指向で、卑劣で非常識なものも含めて、合理的に準備を行ない、段取りを組むことです。 あらゆる想定外を想定し、悲観的に考え、命令が達成できない場合の予備案(Bプラン)をもっておくべきです。 お神輿をかつぐときにサボる人間が必ずでるように、集団で何かを行うとき、士気を高く維持するこ...

00796_有事(存立危機事態)対処プロジェクトを遂行する上でのマインド・セット(心構え)とフィロソフィー(対処哲学)5:正しくチーム(組織)を動かすため、正しい命令(指示)を企画し、具体的に文書化し、しっかり伝わるように伝達する

命令(指示)は、受ける方より、発する方が大変です。 間違った命令を発すると、大きなロスやダメージが発生し、命令を行った者が罰せられます。 また、デリバリ(発令)も大事です。 命令はあくまで到達主義が基準原理になります。 受け手が理解してナンボです。 抽象的で、意味不明で、指示内容が一義的でない命令や、受け手が理解できな...