01993_企業間ディプロマシー
企業と企業との関係をどう構築するか。どのような関係性をデザインするか。 この問題を、筆者は、「企業間ディプロマシー」という造語で捉えています。 企業と企業の関係性は、国家間の関係性と同じく、外交課題として捉えうると考えます。 すなわち、企業間であれ、国家間であれ、組織と組織との間には 1)友好的に協調する2)緊張感を以...
企業と企業との関係をどう構築するか。どのような関係性をデザインするか。 この問題を、筆者は、「企業間ディプロマシー」という造語で捉えています。 企業と企業の関係性は、国家間の関係性と同じく、外交課題として捉えうると考えます。 すなわち、企業間であれ、国家間であれ、組織と組織との間には 1)友好的に協調する2)緊張感を以...
企業法務リスク調査は、次のような流れで進めることになります。 (1)エラーないしリスクの端緒の発見(2)トップマネジメントによる調査の決定(3)チームの組成とオーソライゼイション(4)調査の実施(ファクトベース)・ドキュメントレビュー・インタビュー(5)調査の実施(イッシューベース)・関係法令の調査抽出・エラー/リスク...
畑中鐵丸法律事務所では、助言マナーとして、・(特定の情報または知識や合理的事務フローを定めるルーティンタスクではない)態度決定課題等の正解がないタイプのテーマの助言については、必ず態度決定上の選択肢等に還元する・選択肢に還元して、プロコン(長短所)情報を付して、最終態度決定はクライアントに委ねるという対応を徹底していま...
契約管理のゲームのルール、ロジックとして、 1 書いてないことは何をやっても自由2 やられたくなかったら、契約書に事前に、明確に書いとけ3 契約書に書かなかったり、疎漏があったなら、何をされても文句を言うな と、いうものがあります。 そのうえで、「やられたくないこと」を具体的かつ明確にしなければなりません。 それを、言...
継続法律相談の本来的・正常的なゴールは、弁護士報酬契約(委任契約)の締結と事件着手です。 もちろん、初回法律相談で、相談者として、積極的にアクションを起こして、自分を取り巻く不満・不完全な状況を改善する旨態度決定して、相談対応した弁護士にアクションを取ることを依頼することを決意したとしても、・「詳細事実経緯のミエル化・...
継続法律相談において、1 相談者と弁護士の役割分担を理解させ、相談者のタスクとして、『詳細事実経緯のミエル化・カタチ化・言語化・文書化及び痕跡の収集・発見・整理』を宿題として課して、これを責任を以て完遂させることができ、2 詳細な見積もりを提示して、その後取引条件について意思の合致をみて、報酬契約を締結する前提が整備さ...
ここで、弁護士費用の見積もりについて、筆者(及び所属する弁護士法人)で行っている実例(の概要)をご紹介します。 見積もりとは、法的に整理すれば、「弁護士報酬契約の『申込みの意思表示』ないし『申込みの意思表示の誘引』」ということになろうかと存じます。 一般的に「見積書」と呼ばれるものは、売主あるいは受注(予定)者等、商品...
継続法律相談において、 「相談者と弁護士の役割分担を理解させ、相談者のタスクとして、『詳細事実経緯のミエル化・カタチ化・言語化・文書化及び痕跡の収集・発見・整理』を宿題として課して、これを責任を以て完遂させる」というプロセスが完了したら、「『情報戦としての性格を有する裁判沙汰』における最重要戦争資源としての『情報』」す...
継続法律相談のプロセスに入った際、まず、行うべきは、1 詳細事実経緯のミエル化・カタチ化・言語化・文書化と2 痕跡(資料や文書等)の収集・発見・整理です。 まず、「詳細事実経緯のミエル化・カタチ化・言語化・文書化」、すなわち、体験事実の言語化・文書化です。 事件遂行に向けて詳細な計画立案する上では、「客観的なものとして...
課題達成(解決)のための選択肢が浮上し、各選択肢についての動員資源の見積もりができれば、相談者は、それぞれの選択肢のプロコン(Pros and Cons、長短所)分析をして、当該見積りと期待値との相関性を考えながら、 1 アクションを起こさない(泣き寝入りする) 2 何らかのアクションを起こす1)創出・整理された選択肢...