00853_「法務課題の発見と対応」における「法務担当者の役割」3:法務課題対応における対応処理基準

法務課題を発見・特定した後、法務担当者は一定の対応を行うこととなりますが、これらがアドホックに行われると、営業実務を行う事業担当者の予測可能性を奪うことになりますし、重要性・緊急性の高い法務対応が後回しになってしまう危険も生じます。 そこで、法務担当者が法務課題を発見した後、発見した課題の重要性に応じて、ある程度定型的...

00852_「法務課題の発見と対応」における「法務担当者の役割」2:法務課題発見・特定後の対応の種別

法務課題が発見・特定された後の対応措置は、いくつかの対応に分類されます。 運営管理コード:CLBP39TO39 著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所 【本記事をご覧になり、著者・所属法人にご興味をお持ちいただいた方へのメッセージ】✓当サイトをご訪問いただいた企業関係者の皆様へ:✓当サイトを...

00851_「法務課題の発見と対応」における「法務担当者の役割」1:法務課題の発見・特定

法務担当者の活動は、法務課題の発見に始まります。 取引法務課題に関しては、取引生成のどの段階から法務担当者が関わるかにより発見のタイミングが異なります。 すなわち、取引構築については、以下のような各段階をたどりつつ形成されていきます。 無論、法務担当者の関与は、契約段階の早期であればあるほど選択肢が広がり、質的にも十分...

00850_企業法務総論におけるフェーズ区分とリーガル・プロセス・チェーン・フレームワークの融合による論点マトリックスの細密化

企業の各活動毎に生じうるリスクを検知するためにイシュー・スポッティング・ツール(論点マップ)を作成する際、著者が 『企業法務バイブル2009』(弘文堂)等において提唱したリーガル・プロセス・チェーン・フレームワーク分析(連鎖型企業法務プロセスモデルによる課題分析法/Tetsumaru Hatanaka’s Legal ...

00849_ビジネス活動・営業12:現代のB2B営業(5)営業不振企業が一発逆転を狙って大失敗するケース

2015年から、 「デフレ脱却のため、異次元ともいえるレベルで金融の量的緩和(通貨供給量の増加)で、経済が再び成長する」という社会実験(アベノミクス)が行われはじめました。 しかしながら、この政策によって「高度経済成長時代のような継続する右肩上がりが再来する」という事態に至ることは、およそ想定困難です。 確かに、アベノ...

00848_ビジネス活動・営業11:現代のB2B営業(4)意味もなく流通経路に居すわっていると「中抜き」される

問屋(卸売販売業)もB to B流通業の代表選手のような業界ですが、この業界においても再編合理化の大きな嵐が今後吹き荒れることが予想される業界です。 「きちんとした役割や付加価値を提供するわけでもなく、意味もなく流通経路に居座り口銭をはじいているだけの問屋業態」などは、突然淘汰される危険性が高いと思われます。 「そうは...

00847_ビジネス活動・営業10:現代のB2B営業(3)一社依存取引の危険性

江戸時代以前から、「○○御用達」というものが商人のブランドの一つを形成してきたことからも判るように、「役所から仕事をもらえる」ということは商売人にとって一種のステータスとなっていました。 公共工事その他の役所とのビジネスというのは、B to B取引の中でも最も大きな法人組織相手の取引(その意味では、B to G、Bus...

00846_ビジネス活動・営業9:現代のB2B営業(2)一社依存取引の危険性

中小企業などで、「ウチは一部上場企業の□□社が上得意だ」「当社は世界展開している○○社の取引口座を持っている」「わが社は、△△社の系列だ」などと自慢するところがあります。 いずれも、大きな会社が主要取引先であり、「よらば大樹の蔭」という諺のとおり、「そこに依存している限り、我々も倒れないから安心できる、ということを自慢...

00845_ビジネス活動・営業8:現代のB2B営業(1)業界“協調”時代から、業界“競争”時代へ

護送船団行政や業界癒着構造の終焉の動きに併せて、低成長時代の到来、これによるパイの奪い合い、さらには構造的不況による業界間(内)競争や業界再編の動きが加わりました。このようにして、日本の産業界は業界“協調”時代から、業界“競争”時代にシフトしていくことになりました。 かつては「健全な経済発展のためには必要なもの」という...

00844_ビジネス活動・営業7:現代のB2C営業(2)徹底した「女子供」目線で企画・実行する

「営業には誠実な努力が大事だ」といわれますが、何事も、方向性を誤り、無駄な努力を重ねても意味がありません。 では、「B2C営業を行う際、どのような努力の方向性をもつべきか」という点ですが、営業あるいはその企画・計画を練る上では、・入手しやすさ(価格や購入方法の簡便さ等)・クオリティ(品質や機能)・刺激・目新しさいずれを...