00828_法令管理業務としての法務関連情報の収集整理7:収集情報の意味把握・日本語解釈(機能性読解)
収集した法務関連情報ですが、そのままのデータの状態では、霞が関言葉オンパレードの霞が関文学ですから、利用はおろか、読解や意味把握すら困難なものであり、平たくいうと使えません。 特に、法令や判例は、使い方に高度なスキルが要求されますし、多義的な解釈が可能であるところ、誤解や誤読をしてしまうと、致命的なミスを犯し、企業を危...
収集した法務関連情報ですが、そのままのデータの状態では、霞が関言葉オンパレードの霞が関文学ですから、利用はおろか、読解や意味把握すら困難なものであり、平たくいうと使えません。 特に、法令や判例は、使い方に高度なスキルが要求されますし、多義的な解釈が可能であるところ、誤解や誤読をしてしまうと、致命的なミスを犯し、企業を危...
今日の法務関連情報の調査活動においては、インターネットこそが、情報量、速報性、検索性・利便性・コストといった多くの面において、最も重要なツールとなっていると言っても過言ではありません。 こうしたユーザー側のニーズに応えるかたちで、近年、インターネット上の各種の法務関連情報サービスは目覚ましい進化を遂げており、これらを活...
法令や判例以外に、企業法務の情報収集活動として各種法律文献を調べることが必要な場合もあります。 最近ではインターネット上の情報も非常に使い勝手がよくなっていますので、簡便な方法としては、Googleやamazon.co.jpでキーワード検索することも有益です。 また、詳細な法律文献情報検索となると、第一法規が提供する「...
判例調査については、最高裁のウェブサイトにおいて重要裁判例が公開されていますし、第一法規や判例秘書等、有料で判例データを提供するサービスもあります。 とはいえ、データ化までに時間を要したり、判例解説がついていなかったりしますので、最新の裁判例を解説付でチェックするには、アナログな方法ですが、「判例時報」「判例タイムズ」...
法令の調査についてですが、調査ツールとして模範六法や判例六法、大六法等が販売されていますが、最近では、総務省がインターネット上で法令データを提供しておりhttp://law.e-gov.go.ip/cgi-bin/idxsearch.cgi非常に簡易な検索が可能です。 条例に関しては、自治体によってはウェブサイトで公開...
まず法務関連情報を収集・整理するにあたっては、「法」というものをよく理解しておかないと、方向性を喪失しかねません。 一口に「法」といっても、憲法、法律、政令、府例・省令、条例、規則、通達、ガイドライン、命令、指示、指導、裁判例、条理、学説、法理論と実に様々なものが存在しますが、企業に関連するルールとしては、さらに、条約...
企業法務活動、すなわち法務安全保障活動の本質は、法務リスクヘの対応ということに尽きます。 リスクヘの対応が適正になされるためには、まずは、法務リスクの発見・予見・特定が迅速になされなければなりません。 このような点から企業法務活動を行うに際しては、法令環境・規制環境についての正しい情報の保有が大前提になります。 国家安...
企業によっては、取り扱う法務課題によって、(一般)法務部のほかに特別の法務管轄部門(特殊専門法務担当部門)を設ける場合があります。 無論、このあたりの組織設計は任意ですが、法務部とこれら専門法務所管部門との所掌責任の分担や指揮命令系統は明確にしておく必要があります。 運営管理コード:CLBP37TO37 著者:弁護士 ...
1 前世紀における関係構築術 前世紀、すなわち西暦2000年ころまで、ビジネスの世界では性善説が優勢で、「取引相手をとことん信じる」ということが企業間の関係構築理念として推奨されていました。 前世紀の産業社会は、“ガイシ系”も“ホリエモン”も“ホニュララファンド”もおらず、「顔なじみ」だけの牧歌的なムラ社会であり、信頼...
6 「改革や改善」は必ず誰かを損させる 「改革や改善」という仕事を行う際、注意しなければならないのは、「改革とは必ず誰を損させるものである」「改善を行うと、必ず誰かを傷つける」という、改革や改善のダークサイドともいうべき、負の本質です。 改革や改善が劇的であればあるほど、損や迷惑を被る人の数が多くなり、かつダメージの度...